跡見 花蹊(あとみ かけい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.跡見花蹊の作品を売りたいお客様へ

学校法人跡見学園の創設者として知られる跡見花蹊ですが、書家や日本画家としての顔も持っており、書や画を残しています。経営者として成功していなければ、書家や日本画家としてかなりの名をあげたのは間違いないでしょう。ここでは、跡見花蹊の掛け軸を高価買取してもらうためのポイントをまとめてみました。

このページの目次

2.跡見花蹊についての解説

跡見花蹊は、1840年(天保11年)生まれの書家です。本名は跡見滝野、花蹊は雅号となります。幼少期に寺子屋を営んでいた父親から書を習います。12歳で石垣東山に入門、禎野楚山から画を学びます。1856年(安政3年)に京都に出て宮原節庵に詩や書を学び、中島来章に画の手ほどきを受けたことで独自の画風を生み出しました。1859年(安政6年)に地元の大坂に戻り、父が開いていた私塾「跡見塾」を継ぎます。1875年(明治8年)に跡見女学校を開校、現在の跡見学園の前身となっています。

3.跡見花蹊の歴史

跡見花蹊は跡見女学校で文化や風俗を重視し、当時珍しかった書道や茶道、体操などの授業を取り入れました。跡見女学校は表面的な知識の教育だけにとどまらず、生徒達の情操教育にも力を注いだと言います。跡見花蹊は教育者として有名なだけでなく、書家としても活躍しています。のちに「跡見流」と呼ばれる独自の書体を完成させています。跡見花蹊は、1926年(大正15年)に86歳で亡くなりました。

4.跡見花蹊の代表作

  • 四季花卉図
  • 山家遅図
  • 閨秀六大家

5.跡見花蹊の作品の買取査定ポイント

オークションには、跡見花蹊の花鳥図などが良く出品されています。跡見花蹊の自筆サインが入っているようなものや、あざやかな色彩がしっかりと保たれているようなものであれば高額査定も期待できることでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 肉筆作品か
  • 自筆サイン・落款があるか
  • 汚れ・シミがどの程度あるか
  • 退色があるか

6.跡見花蹊の作品の取引相場価格

オークションには、掛け軸以外に跡見花蹊関連の書籍などが出品されています。書家や日本画家としてかなりの腕を持った女性ですが、跡見学園の創設者としての顔のほうが全面的に知られています。跡見花蹊の掛け軸の買取相場ですが、1,000円からとなっています。見事な花鳥図に自筆のサインが入ってこのお値段、掘り出しものの逸品です。

7.跡見花蹊の作品の買取についてのまとめ

跡見花蹊は跡見学園の創設者として有名な人物なだけに、買取りに出す際も一筆付け加えておくことをおすすめします。作品には関係のない情報ですが、知名度の高い人物であるだけで買取価格が上がる可能性があるからです。花鳥図を得意としていましたが、それ以上に見事なのは「跡見流」と呼ばれる独自の書体です。買取市場では評価が低いのが残念です。