長 三洲(ちょう さんしゅう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 長 三洲の作品を売りたいお客様へ

長三洲は、幕末から明治にかけて活躍した書家で、勤皇の志士としても知られた人物です。山口藩の藩政改革に携わった官僚でもあり、漢学者あるいは漢詩人としても知られ、水墨画や篆刻の腕前も一流の文化人でもありました。

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2. 長 三洲についての解説

明治の教育者として、あまりにも有名な福沢諭吉ですが、洋学の諭吉・漢学の長三洲と当時の教育界の双璧を成していました。書家として特に優れ、詩・書・画・篆刻を得意としていました。特に、詩と書は特に有名で、いくつもの詩集を編纂しています。また書に関しては、唐代の政治家・書家として知られる顔真卿の書法を堅く守り、この顔法で執筆した小学校習字本も刊行されています。石碑の揮毫も手がけており、現在全国に残存する石碑は50基にものぼるとされています。

3. 長 三洲の歴史

長三洲は豊後の国、現在の大分県日田で、儒家でもある長梅外の第三子として生を受けます。幼少の頃より、父梅外の教えを受け、15歳のころ同郷の儒学者で、教育者・漢詩人であった広瀬淡窓の門人となり勉学に励みます。時代が幕末ということもあり、長州藩に身を寄せ、尊王攘夷の志士と交わりながら、豊後・豊前の倒幕運動の中心人物として活躍し、薩長同盟の立役者の一人としても知られています。戊辰戦争後は、山口藩の藩政改革に携わり、46歳で官職を退くとその後62歳で亡くなるまで、漢詩専門雑誌を刊行するなど文書画の道で余生を送りました。

4. 長 三洲の代表作

  • 七言絶句
  • 開戸唯驚玉作林
  • 屋頭初日散棲禽

5. 長 三洲の作品の買取査定ポイント

長三洲は、三絶の呼称にふさわしい書家で、多くの作品には品格のある落ち着いた趣きの作風が多いというのが特徴です。幕末後には要職を歴任していたことから、使用された書画の用紙並びに表装も高級なものが多く、人気の高い作家のひとりであるといえます。ただ、それだけに贋作も多く、真贋の見極めが非常に大切なポイントとなってきます。

代表的な査定ポイント
  • 取引きの市場価格相場
  • 付属品あるいは付属部の保存状態
  • 署名あるいは落款が押されているか
  • 入手経緯やルート

6. 長 三洲の作品の取引相場価格

長三洲の作品は、そのほとんどが書画の類いで、掛け軸として出品されているものが多いというのがその特徴です。人気作家ということもあり、比較的高額で取引きされていることも多く、題 勤皇の志士は 縦201㎝×横66㎝といった大きさの山水画掛け軸で、絹本の手描きとして真作保証された作品です。落札価格は、即決で98,000円の値が付けられています。

7. 長 三洲の作品の買取についてのまとめ

オークションなどで出品される長三洲の作品は、三行書や書画としての作品が多く、状態の良さが価格に左右されてきます。長三洲の作品にみられる漢詩は、そのほとんどが自作で、その意味を知る楽しみもあります。