江馬 細香(えま さいこう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.江馬細香の作品を売りたいお客様へ

江馬細香は、江戸の後期に活躍した女流漢詩人です。幼い頃より漢詩や南画の才能があったということで、書も見事ながら繊細なタッチの絵まで描きます。ただし、オークションで江馬細香の掛け軸は、驚くほどの安値で出品されています。ここでは、江馬細香の掛け軸を高価買取してもらうためのポイントをまとめてみました。

このページの目次

2.江馬細香についての解説

岐阜県出身の江馬細香は、1787年(天明7年)生まれの女流漢詩人です。本名は江馬多保、細香は雅号となります。幼少期から漢詩や南画の才能に秀でていましたが、1813年(文化10年)に江馬家を訪れた漢詩人の頼山陽に師事します。江馬細香は美濃大垣藩医だった江馬蘭斎の長女として生まれましたが、師である頼山陽の求婚を父が断ったことで生涯独身を通したというエピソードが残っています。

3.江馬細香の歴史

江馬細香は1820年(文政3年)に、梁川星巌や村瀬藤城らとともに白鴎社を結成します。1825年(文政8年)に「冬日記」と「蘭化先生伝」を出品。1829年(文政12年)には、源氏物語に親しみを覚えたことで「源語詩」を発表しています。1846年(弘化3年)に黎祁吟社、1848年(嘉永元年)には黎祁吟社を次々と結成。精力的に活動してきた江馬細香は、1861年(文久元年)に75歳で亡くなりました。

4.江馬細香の代表作

  • 冬日記(1825年)
  • 蘭化先生伝(1825年)
  • 源語詩(1829年)

5.江馬細香の作品の買取査定ポイント

オークションには江馬細香の作品が数多く出品されています。掛け軸の場合は、紙本か絹本かということも重要な査定ポイントです。絹本というのは、絹地に描かれたものを指します。一般的な紙本より高品質な素材です。

代表的な査定ポイント
  • 真作かどうか
  • 紙本か絹本か
  • キズ・汚れがあるか
  • 桐箱収納されているか

6.江馬細香の作品の取引相場価格

江馬細香の水墨花鳥図には、「模写」と表記されています。作品に自筆のサインや落款などが入っておらず、真作と判断できない場合は「模写」と記載されてしまいます。模写と書かれているからといって偽物ということもありませんから、作品をよく確認した上で判断してください。江馬細香の作品の買取相場ですが、1,000円からとなっています。このような安い価格で購入できるのは、真作と判断できないためではないでしょうか。

7.江馬細香の作品の買取についてのまとめ

オークションに、江馬細香の掛け軸が驚くほどの安さで出品されています。安値の理由ですが、現代人にはどれほどの人物なのかがわからないことと、作品に「模写」と記載されていることによるものです。作品の完成度が高ければ、高く売れるというものではありません。高く売るためには、誰が描いたものなのかしっかり説明し、真作と判断できるような根拠を示す必要があります。