長谷川 雪旦 (はせがわ せったん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 長谷川 雪旦の作品を売りたいお客様へ

長谷川雪旦は江戸後期に活躍した画家でもともとは彫刻大工であったとされています。挿絵をよく描いてきた画家であり、江戸名所図絵では当時の江戸の風俗を現代に知らせる貴重な資料となっています。江戸名所図会や江戸名所華暦など挿絵の代表作も多いです。

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2. 長谷川 雪旦についての解説

江戸時代後期の絵師としてその名をはせた長谷川雪旦が残した下絵や模写などを見ると雪舟13代目絵師長谷川雪嶺に師事したことがわかっています。その中には伝統的な仏画なども含まれ、長谷川雪旦は早くから流派にとらわれることなく様々な絵を学んだことが理解できます。俳諧を好んだ長谷川雪旦は、五楽という俳号を持ち文人たちと交流した人物でした。

3. 長谷川 雪旦の歴史

安永7年に江戸に唐津藩士の子として生まれた長谷川雪旦は初期からたくさんの派の作風を学び派にとらわれない学びをしてきました。寛政10年には北尾重政・葛飾北斎とともに分担し漢画を担当しています。長谷川雪旦は特定の流派に入らず肖像画を描いたり、挿絵を描くなどして生計を立てていたようです。40代前後に唐津藩御用絵師となり各地に足を延ばし名所やその土地の風俗をスケッチしたこともあり、江戸名所図会を描く基本となったといわれています。

4. 長谷川 雪旦の代表作

  • 鎌倉・江ノ島図屏風(1834年)
  • 滝沢馬琴肖像並古稀自祝之題詠(1836年)
  • 桜井の別れ図(1839年)
  • 錣引図(1840年)

5. 長谷川 雪旦の作品の買取査定ポイント

様々な作品を残している長谷川雪旦は挿絵なども描いてきたので作品は掛け軸以外にも有名なものがたくさんあります。知名度もある程度の画家ですが長谷川雪旦の作品を鑑定した経験の多い買取店に出すことがポイントです。査定する人が長谷川雪旦の作品をあまりよく知らないと適切な値段がつかないこともあります。鑑定証や箱などの付属品がある時には必ず一緒に出します。特に箱には箱書きに様々なことが書かれているので重要です。

代表的な査定ポイント
  • 経験のある査定士がいる買取店に出す
  • 鑑定証・箱があれば必ず一緒に出す

6. 長谷川 雪旦の作品の取引相場価格

長谷川雪旦の人物と龍図は表具サイズが1660㎜・440㎜、本紙サイズが857㎜・337㎜あります。人物と龍の姿が描かれているこの掛け軸は汚れ、シミなどが目立ちますが長谷川雪旦のファンであればほしいと思う作品でしょう。長谷川雪旦の作品は買取に出てくる作品がそれほど多くありませんが、取引相場価格は挿絵やそのほかの作品を含めて2,000円から50,000円くらいになります。江戸時代、各地の風俗がよくわかる作品が多くファンも多いので美品は高値が付きます。

7. 長谷川 雪旦の作品の買取についてのまとめ

江戸時代の風俗を挿絵で多数残してきた長谷川雪旦の作品もいい状態のものがあれば買取金額も高くなるでしょう。江戸の風景・風俗以外にも長谷川雪旦はほかの地域の挿絵なども残しているので画家の中でもユニークな作品が多いです。今長谷川雪旦の作品を持っていて買取しようか迷っている方は劣化が進まないうちに査定してみるほうがいいでしょう。