広田 多津(ひろた たつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.広田 多津の作品を売りたいお客様へ

広田多津は京都生まれの日本画家で、昭和から平成にかけて多くの作品を残しています。裸婦や舞妓をテーマに女性美の本質を表現し続けてきました。文化庁買い上げとなった作品もあり、近代の女性画家として高い評価を集めています。

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2.広田 多津についての解説

広田多津は、1960年より一時裸婦を中断するものの、多くの裸婦や舞妓を多く描いていました。そして、多くの賞を受賞し東京セントラル絵画館で個展も開いています。広田多津が描く女性像は、おおらかで豊饒な美しさを持ったもので戦前から戦後をたくましく生きてきた広田多津の生き方とも反映されているのかもしれません。京都府と京都市の文化功労賞も受賞しており、京都の文化貢献に一役買った人でもありました。

3.広田 多津の歴史

広田多津は、明治37(1904)年5月10日に京都市で麻織物商を営む家に生まれました。小学校卒業後は病弱のため進学しませんでしたが、独学で絵の勉強をしていました。その後、竹内栖鳳、西山翠嶂のもとで日本画の研鑽を積み、1936年文展鑑査展に「秋晴」が初入選を果たしました。1937年の第1回新文展から入選を続け、1940年第3回新文展で裸婦をテーマにした「モデル」で特選となります。その後向井久万と結婚します。1977年京都日本画専門学校校長となり、1978年京都府と京都市の文化功労賞を受賞しました。1990年11月23日に、心不全のため京都市北区の自宅で亡くなりました。享年86でした。

4.広田 多津の代表作

  • 大原女(1942年)
  • 浴み(1946年)
  • 大原の女(1955年)
  • 凉粧(1968年)

5.広田 多津の作品の買取査定ポイント

広田多津の作品は絵画が多いため、額縁に飾るタイプが多く、掛け軸は壁掛け絵ほどは出回っていないようです。広田多津の作品は、日本画としての価値が重要です。そのため絵自体に汚れや日焼けなどがないか、色あせはどの程度かなどによって査定価格が変わります。もちろん本人が描いたかどうかもポイントなため、本人のサインや印がきちんとあるかどうかも重要です。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 箱の有無
  • 絵画の状態(シミ ヤケなど)
  • 出来栄えが良い

6.広田 多津の作品の取引相場価格

平均 32,000円くらいで取引されています。中には70,000以上するものもあります。掛け軸の場合のサイズは、長さが約150cm、幅が約70cmの大きさのものが多いです。絵画が描かれた本紙の大きさは、縦43cm横52cmが一般的です。近代まで活躍した画家とはいえ、相当の年代物ではあります。そのため鑑賞に支障がなければ、少々のヤケは仕方がありません。箱が二重箱になっている、軸先が象牙が使われているなどのプラス要素があると金額が上がる傾向にあります。

7.広田 多津の作品の買取についてのまとめ

広田多津は京都を代表する日本画絵師です。海外にも京都や日本画を愛する人が多くおり、日本画は高値で取引されることも多いです。もし広田多津の作品が眠っているならば、この機会に査定に出してみて価値を調べてみてはいかがでしょう。