池田 雲樵(いけだ うんしょう)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.池田 雲樵の作品を売りたいお客様へ

池田雲樵は幕末から明治時代にかけて活躍した南画家です。幼い頃から画を好み、画をもって藤堂家に仕えた人物です。明治維新後は京都に移り住み、南宗画の教授として後進の指導、育成に励みました。また、詩文を学んだ儒者、斉藤拙堂の肖像画を描いたことでも知られ、さらに拙堂の娘を妻に迎えました。

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2.池田 雲樵についての解説

池田雲樵(1825年~1886年)は1882年東京にて開催された内国絵画共進会に『松林読書』を出品しました。この作品で高い評価を受け、銅印を授かったという記録が残っています。その後も数々の展覧会に出品して入選を重ねました。

3.池田 雲樵の歴史

池田雲樵は三重県の伊賀出身、名は政敬、字は公維、半仙と号しました。斎藤拙堂の娘と結婚し、息子は初期の文展で活躍し、晩年は日本自由画壇・日本南画院の重鎮と称される池田桂仙(いけだけいせん)です。池田雲樵ははじめ、前田暢堂・中西耕石に画を学び、昌平黌で古賀精里に学んだ津藩士の斎藤拙堂について詩文を修めました。伊勢の津藩に絵師として仕えたあと京都に出て、1880年には京都画学校の文人画教授を務めました。62歳没。

4.池田 雲樵の代表作

  • 松林読書
  • 威振八荒

5.池田 雲樵の作品の買取査定ポイント

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。池田雲樵の作品も例外ではありません。まちがいなく池田雲樵の作品であることが証明できると高い買取が期待できるでしょう。さらに、ギズやしみがない状態であればプラス査定が期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 作家名・作品名(掛軸には落款(らっかん)と呼ばれる印鑑やサインがあります)
  • 保存状態(シミや破れのないきれいな状態で保存されていれば、高く買取できます)
  • 大きさ(高さ、横幅をご確認ください)
  • 作品の種類(神仏画、花鳥画、山水画など図柄わかれば、お知らせください)
  • 付属品(掛軸を入れる共箱や鑑定書があれば一緒にお持ちください)

6.池田 雲樵の作品の取引相場価格

池田雲樵の作品の買取相場価格の平均は約20,000円です。しかしながら現代の美術品市場において、池田雲樵の作品が市場に出回ることは稀です。池田雲樵の『秋山訪友山水図』という掛け軸は21,000円で取引されています。この作品は表具寸縦192cm×横63cm、本紙縦131cm×横52cm、絹本、箱なし、漢詩人の江馬天江の賛が添えられています。状態の良い作品、付属品が揃っているという条件なら査定額アップに繋がるでしょう。

7.池田 雲樵の作品の買取についてのまとめ

池田雲樵は多様な画題の作品を残しましたが、どれも高い評価を得ています。池田雲樵の作品の市場需要は高いですが、少しでも高額で売却したいと望んでいるのなら、真作保証できること、保存状態が良いことが重要なポイントになるので事前に確認しておく必要があります。