海北 友雪(かいほう ゆうせつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 海北 友雪の作品を売りたいお客様へ

海北友雪は、安土桃山時代を代表する絵師の海北友松の子どもです。父の手ほどきを受けていただけあって、確かな技術のある作品は高い評価を得ています。所持している場合は高額査定も期待できます。そのためにも海北友雪に関する知識を深めておくとよいでしょう。

このページの目次

2. 海北 友雪についての解説

海北友雪は、絵師であった父友松を18歳で失い、絵師としての地位を得るまでは絵屋を営んでいました。現在はこの頃の作品は絵馬として残っていますが、実際にはさまざまな絵を描いていたと考えられます。春日の局の庇護を受けたことがきっかけで狩野派に学んだ絵を描くようになり、「雲竜図」「西湖図」などの襖絵も描くようになりました。狩野探幽に学んだことも大きな影響だったでしょう。

3. 海北 友雪の歴史

海北友雪は友松が66歳の時の子なので、もしかしたら養子なのかもしれません。けれども、父に絵の手ほどきを受けていたことでその影響も大きく受けています。春日の局に召し出されて江戸に屋敷を与えられたことも、父が彼女の父である斎藤利三を助けたことの恩返しだったのでしょう。春日局ゆかりの妙心寺の襖絵や、上皇の宮廷の御用も務めるようになりました。60代になって法橋に叙せられ、80代で死去しており、当時としてはかなり長生きでした。

4. 海北 友雪の代表作

  • 雲龍図(1633年)
  • 田村磨退治夷族図(1657年)
  • 誓願寺縁起絵(1660年代以降)

5. 海北 友雪の作品の買取査定ポイント

海北友雪の作品は江戸時代のものなので、傷や汚れ、ヨレやシミなどがないということはまずありえません。ただ、その程度によって査定額は決まります。それほど大きな汚れでなければ、極端に査定額が減ることもないでしょう。また、本人確認のための落款は大切です。それがないと海北友雪のものであるとは言えません。

代表的な査定ポイント
  • 付属品の有無
  • 切れているかどうか
  • 直した跡が見えるかどうか

6. 海北 友雪の作品の取引相場価格

海北友雪の作品の取引相場は700円から80,000円です。80,000円のものは「周茂の叔愛蓮図」で目立った傷や汚れがなく、比較的きれいな状態でした。江戸時代のものなので多少の傷汚れは仕方がないものですが、この作品は目立たない許容範囲という判断でした。落款も確認しているでしょうから、本人のものであるのは間違いありません。サイズは32.4×49.8cmで、人物の表情が生き生きと描かれている様や水の流れの様子などが大きな特徴でしょう。

7. 海北 友雪の作品の買取についてのまとめ

海北友雪の作品はその価値の高さから高額で取引されることが多いでしょう。お宅の押し入れや物置を探してみてください。もしかしたら、先祖代々で保管してあるものがあるかもしれません。親戚や祖父母に聞いてみてもよいでしょう。