狩野 章信 (かのう あきのぶ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 狩野 章信の作品を売りたいお客様へ

浮世絵の美人画などで有名な狩野章信の作品が家にあるという人はいくらで売れるものか気になるでしょう。そのためには狩野章信がどんな人かどんな作品があるのか知っておくとよいです。この記事を参考にしていただければ幸いです。

このページの目次

2. 狩野 章信についての解説

江戸幕府御用絵師を代々務める表絵師浅草猿屋町代地狩野家5代目が狩野章信で江戸時代の中期から後期に活躍した絵師でした。花鳥図などで有名な狩野派に珍しく浮世絵美人画にも挑戦したのが狩野章信です。その画風は「素川風」といわれたもので、従来の狩野派に見られないような独創性にあふれ機知に富んだ個性の光るものでした。

3. 狩野 章信の歴史

狩野章信は1765年に生まれました。幼名は仙次郎でしたが、のちに彰信となり50代で章信と改めたのです。号は大玄齋、素川(そせん)でしたが、章信と名乗るようになってからはそう言った名は使わなくなりました。いつも頭に手ぬぐいを巻いていたなどの楽しい逸話もある個性豊かな人だったようです。数々の作品を残して文政9年(1826年)に62歳で死去しました。そんな狩野章信には優秀な弟子も多くいたのです。6代目の寿石圭信や川越城の杉戸絵を任された舩津蘭山、増上寺の「五百羅漢図」で有名な狩野一信になります。

4. 狩野 章信の代表作

  • 牡丹図
  • 長春

5. 狩野 章信の作品の買取査定ポイント

本人の作品だとわかる落款があるかどうかは重要でしょう。また、印章も個性がありますので本人の作品と分かる証拠にもなります。そして時代による汚れや折りしわ、ヤケ、虫食いの穴の状態などがどのようなものであるか、想定できる範囲のものであるかも重要なポイントです。また、狩野という名前は多いので章信であるか注意することも大事です。

代表的な査定ポイント
  • どのくらいのヤケがあるか
  • 付属品の状態はどのようなものか
  • どのくらいのシミなのか

6. 狩野 章信の作品の取引相場価格

オークションのサイトで狩野章信の作品は1,000円から20,001円で取引されています。20,001円のものは「春秋山水図・会心の名三幅」で許せる程度のシミやヤケがありますが、一般的に見て許容範囲内でしょう。作品の寸法は縦86cm横32.cmで軸の寸法は縦170cm横46cmです。山やモミジといった日本の季節の風景が淡彩な色合いで描かれた作品になります。狩野章信の落款や印章もありますので本人の作品でまちがいないです。

7. 狩野 章信の作品の買取についてのまとめ

狩野派でありながらも独創的な世界を繰り広げた狩野章信の作品は人気がありますので、売るのであれば保存状態によってはよい査定額になります。家に保管してあるかどうかまずは押し入れや物置などを確認してみるとよいでしょう。