狩野 秀頼(かのう ひでより)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.狩野 秀頼の作品を売りたいお客様へ

絵画の買取ポイントで、有名な作品であるかどうかは重視されます。その中でも、今回紹介する16世紀に活躍した画家の狩野秀頼は、現代でも高く評価されている作品を遺しているため、高額査定がつく可能性があります。

このページの目次

2.狩野 秀頼についての解説

狩野秀頼の作品の中でも銘品といわれているのが「高雄観楓図屏風」です。近世初期風俗画の中でも黎明期の作品といわれていて、専門家の間の評価も高いです。これを見ると彼の作風がわかります。一見すると秋の景物で構成されているけれども、冬の景色も一部あしらわれています。これは四季絵といって、平安時代からの伝統あるスタイルです。このように昔の画風もうまく生かした重厚な作品が特徴です。

3.狩野 秀頼の歴史

室町時代から安土桃山時代にかけて活躍した狩野秀頼は、狩野元信の子供といわれています。彼の作品には「秀頼」印が捺されています。このような作品はいくつか残っていますが、人物像についてはミステリアスな部分も多いです。狩野元信の次男というのが一般的な説ですが、一方で元信の孫にあたる真笑秀政と実は同一人物であったのではないかという話も伝えられています。狩野宗家の流れをくむこともあって、彼の画風は元信様式を継承しています。

4.狩野 秀頼の代表作

  • 『酔李白図』(1567年以前)
  • 『神馬図額』(1569年)
  • 『高雄観楓図屏風』(16世紀後半永禄年間から天正初期)
  • 『四季山水図』

5.狩野 秀頼の作品の買取査定ポイント

狩野秀頼の絵画の査定ポイントで重視されるのは、「秀頼」の印が捺されているかどうかです。これが本物かどうかの判断ポイントになるからです。また有名作品かどうか、知名度も重視されます。保存状態もチェックされ、破れなどの損傷があるとマイナス査定になりかねません。鑑定書や保証書などの付属品があると査定額はアップします。

代表的な査定ポイント
  • 秀頼印の有無
  • 作品の知名度
  • 保存状態
  • 付属品の有無

6.狩野 秀頼の作品の取引相場価格

狩野秀頼の絵画ですが、それほど活発に取引されていないようです。ネットオークションなどを見ても、書籍などは取引されていても絵画については頻繁に売買されていません。過去の実績を見ると、一度「高雄観楓図」という漆絵の名作が取引されたことがあります。こちらの値段ですが、90万円でした。これを見ても、いかに貴重な作品かがうかがえます。高雄観楓図は、100×40cmの絵画が6枚一組になった大作です。

7.狩野 秀頼の作品の買取についてのまとめ

狩野秀頼の作品は、日本画の中でもエポックメイキングになるような、有名で重要なものも見られます。このため、もし本物であれば高価買取の可能性も十分考えられます。自宅に眠っているようであれば、買取業者に一度査定に出してみるのはいかがですか?