狩野 長信(かのう ながのぶ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.狩野 長信の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

狩野長信は江戸幕府御用絵師の一つである表絵師・御徒町狩野家の祖とされる人物です。桃山時代の風俗画の傑作『花下遊楽図屏風』(国宝)の作者として知られています。この作品の一部は1962年の切手趣味週間の切手の図柄として採用されました。

このページの目次

2.掛け軸作家「狩野 長信」についての概要

狩野長信(1577年~1654年)は安土桃山時代から江戸初期にかけて活躍した狩野派の絵師です。細部に及ぶまでの精緻な描写を破綻なくまとめ上げる高い画技や、狩野派正系に連なる表現力を持ちました。毛髪に執着した描写に独特の特徴がみられます。

3.掛け軸作家「狩野 長信」の生い立ちや歴史

狩野長信は天正5(1577)年、狩野松栄の四男として生まれました。兄に狩野永徳、狩野宗秀などがいます。名は初め源七郎、または左衛門と称し、休伯と号しました。慶長年間に京都で徳川家康に拝謁、次いで駿府へ随行してその御用絵師となります。長信は狩野家で御用絵師となった最初の人物でした。その後徳川秀忠と共に江戸へ赴き、寛永期には二条城二の丸御殿・行幸御殿・本丸御殿の障壁画制作に参加、台徳院霊廟画事、日光東照宮遷宮に伴う彩色にも加わるなど、狩野派一門をまとめあげる長老格として第一線で活躍しました。

4.狩野 長信の掛け軸作品の代表作一覧

  • 勧学院客殿二之間花鳥図(1600年)
  • 名古屋城二之丸御殿玄関一之間障壁画「竹林群虎図」(1614年)
  • 花下遊楽図屏風
  • 龐居士霊昭女像

5.狩野 長信の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

画名高い狩野長信ですが、現存する作品は非常に少なく、美術市場に出回ることは稀です。また古い時代の作品であるため真作であっても必ずしも鑑定書が添えられているとは限りません。由来などの書付なども査定価格を上げるポイントの一つです。また状態や画の出来など、総合的な評価によって決まります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態は良好か
  • 狩野長信の署名・落款があるか
  • 希少な作品であるか(狩野長信の作品は希少です)
  • 本紙や裂の時代に違和感がないか
  • どのような画題か
  • 真作であるかどうか(書付などなにか保証するものがあるか)

6.狩野 長信の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

狩野長信の作品は非常に希少です。作品はなかなか市場に出回りません。長信の作品は美術史上においても非常に注目度が高く、状態や画題、大きさなどにもよりますが、真作と鑑定されたならば存外の高値が付くと考えられます。

7.狩野 長信の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

狩野長信は当時の狩野派長老格として重きをなした人物です。その作は研究者からの注目も高く、美術史に大きな足跡を残したものでした。狩野長信の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみてください。思わぬ値がつくかもしれません。

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