狩野 内膳(かのう ないぜん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.狩野 内膳の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

足利義昭が政権を取っていた頃、活躍していた絵師が狩野内膳です。暴君と言われた織田信長に主を滅ぼされたことを理由に、武士から絵師に転職しました。本人の意思に相反する絵画の世界であったものの、その功績は豊臣秀吉にまで認められ、秀吉御用達の有名絵師にまで成長しました。華麗な色使いと繊細な筆遣いは、国内外でも高い評価を得ています。高額な買取の需要がある作家といえるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「狩野 内膳」についての概要

狩野内膳は安土桃山時代から江戸の初めにかけて活躍した、人気の絵師です。代々続く由緒正しき武士の家柄の子供で、絵を学ぶようになったのは主君が織田信長に滅ばされたことがきっかけでした。大徳寺や聚光院の仏教画を描いた著名な作家・狩野松栄に弟子入りして本格的に絵の勉強をおこなうようになります。艶やかな金屏風に細かに人物を描く、味わい豊かな作品が多くなっています。

3.掛け軸作家「狩野 内膳」の生い立ちや歴史

狩野内膳は1570年から1616年まで生きた人です。生まれは池永重元で、武士の家の子として厳しく育てられました。使えていた荒木村重が織田信長によって命を奪われると、途端に一家は露頭にさまようことになります。わずか9歳にして和歌山県にある真言宗のお寺に預けられ出家させられます。密厳院というお寺でたまたま出会ったのが、絵師という仕事です。周囲のアドバイスを得て、当時一世を風靡していた狩野家の門家に弟子入りします。狩野松栄の元で絵画の基礎を学びながら、18歳の頃に狩野内膳としてデビューを果たします。47歳に亡くなるまで、多くの重要文化財を築いた著名な人物です。

4.狩野 内膳の掛け軸作品の代表作一覧

平敦盛像(1590年)
豊国礼図屏風(1606年)
南蛮人渡来図(1615年頃)

5.狩野 内膳の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の中でも特に人気の高い狩野内膳。狩野一門の絵画の中でも、金や黒をメリハリ良く使い分けた色鮮やかな描写が特徴的です。狩野内膳の名や印がきちんと描かれ本人であることが証明できるもの、保存状態が良いものが高価買取のポイントになります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 間違いなく、狩野内膳本人の絵画であるかどうか。
  • 破れている箇所はないか。
  • 美しく保存されているか。

6.狩野 内膳の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

狩野内膳の漆絵の中でも特に高額な買取の可能性が高いのが「南蛮渡来図」です。80cm×160cmの大きなサイズの絵画は約35万円のプライスが付いています。南蛮人の洋服や船の帆がきめ細かく描かれていて、実に色彩豊かに残されています。また、狩野内膳の評価は海外でも根強く、2011年にはニューヨークのオークション・クリスティーズが大判の金屏風「南蛮屏風」に対して3億9,000万円の値段をつけています。

7.狩野 内膳の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

屏風絵好きの間でもよく知られた存在が、狩野内膳の大作です。幼い時に一門の都合でお寺に出家させられ、絵師に転職した波乱万丈な人生を生きた人です。当初は絵師になることを快く思っていなかったそうですが、現在の歴史に名を刻むほどの美しい絵画を次々に世に送り出した大変優れた人物です。人気の絵師のため、保存状態が良好なものやサイズの大きなものは特に高値の買取チャンスがあります。まずはお気軽に査定をお申込みください。

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