片山 北海(かたやま ほっかい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.片山 北海の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

片山北海は、1723年(享保8年)に越後国弥彦村(現在の新潟県西蒲原郡弥彦村)に生まれ、江戸中期に活躍した儒者、漢詩人です。江戸の入江北海、京都の江村北海とともに、三都の三北海と称されました。北海は大阪で漢詩の結社「混沌詩社」を結成し、平沢旭山、佐々木魯庵など多くの門人を輩出し、大阪詩壇の中心的存在となりました。

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2.片山 北海の掛け軸作品についての概要

北海は、言葉は少ないが身分に関わらず平等に接した優しい人柄であったと言われています。政治的な野心を持たず、儒者として実践的な学を説いた人物でした。北海は著作を著すことを嫌い、生前刊行された著作はありませんでした。逝去の後に門人が北海の詩編を編集したものが出版されたものが作品として現存しています。

3.片山 北海の掛け軸作品の歴史や情報

片山北海は、1723年(享保8年)に新潟県西蒲原郡弥彦村の農家に生まれました。北海は、この村が日本海に面していたことを由来とし、後に北海と号することになります。1740年(元文5年)に、折衷学派の 宇野明霞を師事し入門をします。明霞が逝去した後は、父親と貧困に喘ぎ、苦学を強いられました。その後、明霞の門弟に大坂の富商がおり、北海と知己であったことから大阪で開塾することになります。儒者として優れていた北海の門弟は、三十数年の間で延べ3000人を超えたと言われています。

4.片山 北海の掛け軸作品の代表作一覧

  • 北海文集
  • 北海詩集
  • 混沌社詩稿

5.片山 北海の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

査定にあたっては片山北海の確かな落款や印があることが重要です。また真作を証明できる鑑定書や書付があるとよいでしょう。保存状態やサイズ、仕立てによっても大きく査定金額が変動いたしますのでご留意ください。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 片山北海本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.片山 北海の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

取引相場価格はサインや落款が確認できるか、また保存状態は良好か、付属品は付いているかによって大きく査定価格が変動します。片山北海の作品はネットオークションでの取引数が少なく、あまり市場に出回っていません。片山北海の作品の作品であれば、高値で取引が見込める可能性があります。もし真贋不確かな作品をお持ちでしたら是非一度お問い合わせください。

7.片山 北海の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

片山北海は、大阪で名声を得た儒学者、漢詩人で、多くの門弟を輩出しました。北海が盟主に推された「混沌詩社」は、武士、商人、医師、儒者など多彩な人が集まり、酒盃を交えながら詩文を練り、作品は片山北海が評価しました。片山北海は、酒盃の場で面倒な文学論などせず自由で気楽な雰囲気を好んだと言われており、その人柄が窺えます。北海の書や詩が綴られた掛け軸を所有の方は是非一度、査定に出してみることをお勧めします。