川上 不白(かわかみ ふはく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.川上 不白の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

川上不白は江戸の千家に茶を広めた茶人で、江戸千家、不白流の祖です。また、文筆や書画、誹諧にも挑戦し、茶杓や茶碗、花入、棗などだけでなく、掛け軸なども多く残しています。川上不白は、江戸千家をはじめた人物であることなどから、人気が高い茶人であるため、作品が高値で取引されることも多いです。

このページの目次

2.掛け軸作家「川上 不白」についての概要

川上不白は、千家の茶を広く普及させるため江戸に下向し、黙雷庵や蓮華庵、花月楼などの茶室を建て、多くの皇族や大名たちを招いて門戸を開きました。上方発祥の茶の湯と江戸の感性を融合させた新たな茶風は「江戸千家」と呼ばれています。また、俳諧や書画にも優れた才能を発揮し、不羨庵という号で多くの俳句を残しています。

3.掛け軸作家「川上 不白」の生い立ちや歴史

川上不白は1719年、紀伊国(現在の和歌山県)新宮藩水野家の家臣である川上六太夫の次男として誕生します。1734年、表千家7代如心斎に入門して、高弟となりました。25歳で千家七事式の制定に加わります。如心斎から千家茶道奥義を伝授された後の1750年、32歳のとき江戸に下向。江戸で千家の茶を広め、「江戸千家」の祖となります。そして1807年91歳で亡くなりました。現在、墓所は台東区の安立寺にあります。

4.川上 不白の掛け軸作品の代表作一覧

末の松山

5.川上 不白の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

茶杓は茶会などのたびに、新たに作られることが多く、保存しておくものではないことから現存数があまり多くないため、高値で買い取られる場合が多いようです。また、川上不白は茶人でしたが、俳諧、書画を能くしたため、掛け軸も多く残されています。掛け軸などは、保存状態のほか共箱の有無や保証書の有無も評価のポイントとなります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント

本物の作品であるか
保存の状態が良く、美品であるか
作者の署名があるか
共箱があるか

6.川上 不白の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

川上不白の取引相場価格を公開している業者はありませんが、オークションなどで出品されている商品からおおよその相場をうかがうことができます。数は少ないですが、茶杓や掛け軸などが出品されており、平均すると5万円前後で取引が行われていました。ですが、水墨図画賛に160,000円の価格がついた事例もあり、この作品は汚れ等、難のある縦110cm×横56.7cmの掛け軸でした。さらに、絵・中村芳中、賛・川上不白の絹本雪紅梅画賛の掛け軸には401,000円という高額がついています。川上不白ほどの有名な茶人であればこれ以上の高値がつくことも珍しくありません。

7.川上 不白の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

川上不白は、江戸に下りて千家の茶を広く普及させました。それまでの千家流の茶風と江戸の感性を組み合わせることで新たに「江戸千家」という茶流を生み出したことで有名です。川上不白の茶杓などの茶道具はもちろん、掛け軸などの作品は高額な査定になる可能性は高いです。

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