河崎 蘭香(かわさき らんこう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.河崎 蘭香の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

河崎蘭香は、1882年愛媛県に生まれた女性の日本画家です。本名は菊。四条派を受け継ぎ京都画壇で地位を築いた菊池芳文や、東京美術学校の教授を務めた寺崎広業に師事し画を学びます。女性が描く美人画として高く評価されており、若くして亡くなったがその作品は広く人気を集めており、真作であれば高値がつく可能性もあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「河崎 蘭香」についての概要

河崎蘭香は上村松園と並び称されるほど画家としての確かな地位を確立した人物でしが、若くして亡くなってしまった不遇の人物です。第一回文展より出展し入選を重ね、30人以上の門下をも持つほどに高く評価され認められた日本画家でした。風俗画や人物画をよく描き、当時の女性雑誌で広く読まれていた「女学世界」や「婦女界」、「婦人画報」などの口絵や表紙絵を担当するなど広く女性の人気を集めるようになります。美人画を得意とし女性目線から描かれる繊細で美しい美人画は今も多くの人を魅了しています。

3.掛け軸作家「河崎 蘭香」の生い立ちや歴史 

河崎蘭香(本名は菊)は、1882年西宇和郡郷村、現在の愛媛県に生まれました。医師の神山謙斎の次女として生まれ、小学校を卒業後に音楽家を目指し上京し音楽学校を卒業。1899年に、音楽家から画家に改め、京都に移り住みます。京都では、四条派の正統を受け継ぐ画家として注目され「楳嶺門下の四天王」と称されたうちの1人だった菊池芳文に師事し画法を学びます。1902年には再び東京に居を移し、東京美術学校の教授と日本画主任を務め、第一回文展では日本画の審査員も務めた寺崎広業に師事し風俗画や人物画の研鑽を重ねます。その後多くの賞を重ね門下も取り画家としての地位を確かなものにしていきましたが、1918年、インフルエンザ発症時に心臓の病を併発し、37歳の若さでなくなりました。

4.河崎 蘭香の掛け軸作品の代表作一覧

  • 夕雲(1907年)
  • 広間へ(1914年)
  • 霜月十五日(1915年)

5.河崎 蘭香の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

河崎蘭香は短命であったこともあり、作品も多くはなく市場に出回ることは多くありません。短命ながら揺るぎない地位を築き上げた河崎蘭香の画は人気が高く、出品された際には高額査定が期待できます。真作であることが重要で、作品の状態も査定額に大きく影響します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 河崎蘭香の真作であるか(鑑定書などの有無)
  • 作品に署名や落款印があるかどうか
  • 保存状態は良好か(画面のシミや破れなどがないか)
  • 箱書きが揃っているかどうか
  • 大きさはどれくらいか

6.河崎 蘭香の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

河崎蘭香の掛け軸作品はオークションなどにあまり多く出回っていないようです。若くして亡くなったこともあり、作品数自体も多くなく、稀少性の高い画家です。過去に取引された実績としては、雛人形を描いた『雛之図』という掛け軸が38,000円の値がついています。サイズは本紙が縦104.5cm横34.5cmで軸外枠が縦188cm横52.5cm程度のものでひやけ、しみ、少々の折れ痕等があり箱もついていたものです。

7.河崎 蘭香の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

女性画家として揺るぎない地位を築き上げながらも、若くしてその生涯に幕を閉じた河崎蘭香。確かな画技で描かれた作品は今も多くの人をひきつけ高く評価されています。その真作は出回ることも少なく、高値がつく可能性も。お手元に河崎蘭香の作品をお持ちの場合には是非一度お問い合わせくださいませ。