菊川 英山(きくかわ えいざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.菊川 英山の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

菊川英山は、江戸女性のたおやかな姿を描き、独自の美人画を確立した絵師です。遊女のすらりとした立ち姿や愛らしい町娘、上品な武家の娘など、江戸を彩った様々な女性を華やかに描きあげました。初代歌川豊国とともに錦絵美人画界の人気を二分した絵師だけに、高値での買取も期待できる作家といえるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「菊川 英山」についての概要

菊川英山は江戸後期の人気浮世絵師です。英山の黒目がちの瞳にほっそりとした体つきの可憐な女性像は、昨今の読者モデルのような親しみやすさを備え、江戸市民に広く愛されました。作品には人気役者のファッションなど最新の流行が取り入れられ、英山美人は江戸女性のお洒落の手本となっていたようです。

3.掛け軸作家「菊川 英山」の生い立ちや歴史

菊川英山は1787年、江戸江戸市ヶ谷に生まれました。画は四条派の鈴木南嶺に絵を学び、さらに幼馴染だった魚屋北渓を通して、葛飾派(北斎派)の画風も習得しました。初期の作風は歌麿に倣っっていましたが、次第に独自の女性像を描き始め、人気を博しました。縦二枚続の大錦に全身像を描くスタイルや、大判1枚ごとに女性1人を描く構図は英山が確立したとされます。また、渓斎英泉の師でもありました。

4.菊川 英山の掛け軸作品の代表作一覧

  • 青楼行事八景・引ケ四ツの夜雨
  • 東姿源氏合
  • 雪月花図(1818年~1818年)
  • 二美人図(1818年)
  • 観桜舟遊図

5.菊川 英山の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

菊川英山は太田南畝が著した『浮世絵類考』に「浮世絵美人画中興の祖」と賞賛されたほどの絵師でした。高値での買取には間違いなく菊川英山の真作であることが条件ですが、ほかにも版画か肉筆か、保存状態はどうか、どのような装丁か、などによっても査定額は大きく変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 菊川英山本人の作であるかどうか
  • 版画か肉筆か
  • 保存状態は良好か(褪色、シミ、カビ、虫喰いなどはないか)
  • 作者の署名(銘)や落款があるか
  • どのような装丁か

6.菊川 英山の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

菊川英山の作品はネットオークションなどで、『風流美人三伏夏』という版画集で300,000円の値段がついたものがあります。サイズは縦約39cm、横約26.5cm、状態は「時代のお品となりますので、当然わずかなシミなどはありますが、致命的な傷みは無く総じて良好な状態です。」と説明されていました。また『文読美人図』という肉筆浮世絵美人画が187,000円で落札された実績があります。サイズは掛軸全体が長さ171cm、横幅38cm、本紙は絹本で画寸は長さ88cm、横幅32cm、状態は「箱に傷みがあります。」と書かれていました。

7.菊川 英山の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

喜田川歌麿の流れを汲む美人画の名手として大きな存在感を示した菊川英山。人気も高く、高値買取が十分期待できる作家です。菊川英山の作品をお持ちでしたら、是非一度査定に出されてみることをお勧めいたします。

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