岸野 圭作(きしの けいさく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.岸野 圭作の作品を売りたいお客様へ

岸野圭作は、現在も日展評議員及び、日春展運営委員として活躍している人物で、この時代の美術家としては、美術学校に通わずに大成した画家です。安曇野をこの上なく愛し、自然がそのまま蓄積された様な人柄で、そのような素因が花画や山岳画・風景画などの描写に、映し出されているように思えます。

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2.岸野 圭作についての解説

岸野圭作が、美術学校へと進学しなかったのは、生涯の師となる大御所、加藤東一の金言を受けたことから、その方向性が定まったことにあります。師の矜持を受けながら、日展に出品した作品は得選を果たすなど、画壇の注目を集めました。日展評議員を務め、精力的に個展を開催しながら、安曇野の地へ移り住むとのめり込むようにこの地の風景を描きました。

3.岸野 圭作の歴史

和歌山県御坊市に生まれた岸野圭作は、8代も続く造り酒屋の二男として育ちます。高校を卒業すると、いったんは専修大学経営学部へと進学しますが、もともと絵が好きだった岸野圭作は、専修大学経営学部を中退すると、1976年に加藤東一師事する事になりました。すぐにも頭角を現し、日展初入選を果たし、日春展奨励賞を受賞するなど、多くの作品が評価されます。2017年には、法蔵寺本堂釈迦三尊像の後背壁画を完成させるなど、美術界に大きな貢献を果たしたのです。

4.岸野 圭作の代表作

  • 『しじま』(1980年)
  • 『雲錦日月図』(2007年)
  • 『草々安曇野図』(2011年)六曲半双

5.岸野 圭作の作品の買取査定ポイント

現代美術画家として、現在もなおエネルギッシュに活躍する岸野圭作は、山岳画や風景画を得意とする画家です。現在も各地で個展を催し、様々なテーマで多くの作品を発表し続けています。作品の買い取り設定ポイントとしては、作品の知名度や代表作などが、比較的高額で取引きされます。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 保存状態の良しあし
  • 付属品あるいは付属部の保存状態
  • 取引きの市場価格相場

6.岸野 圭作の作品の取引相場価格

岸野圭作は、各地で個展を開くなど、現在も活発な活動を行っていますが、オークションなどではあまり見かけることはありません。リトグラフなどの作品もあり、これまでの取引相場価格としては、数千円から40,000円台程度といえます。日本画「鳥海」は、自然美あふれる壮大な雪山を描いたもので、作品寸:縦40.9cm×横53cmの大きさ。開始価格は1,000円からで、41,500円で落札されました。

7.岸野 圭作の作品の買取についてのまとめ

オークションでは、比較的数の少ない岸野圭作の作品ですが、重荷美術専門ギャラリーなどで取引きが行われているようです。リトグラフの作品もあり、比較的手に入れやすい価格で出品されることもあります。