喜多川 歌麿(きたがわ うたまろ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.喜多川 歌麿の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

喜多川歌麿は江戸時代にもっとも活躍した浮世絵師のうちの一人で、美人画の名手として知られています。大首絵と呼ばれる上半身を大きく捉えた構図の版画において独自の女性美を打ち立てました。江戸の粋を堪能できる歌麿の作品には外国人コレクターも多く、現代でも国内外問わず人気があります。版画、肉筆の浮世絵はともに海外のオークションにも度々出品されています。

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2.掛け軸作家「喜多川 歌麿」についての概要

天明期(1781年~1789年)には、鳥居清長や勝川春章、北尾重政などの様々なスタイルを吸収し、寛政年間(1789年~1801年)には美人大首絵で歌麿ならではの表現を確立し大人気絵師となり、絶頂期を迎えました。 歌麿が描いた女性像は同時代の人々を夢中にさせただけでなく、後世の美人画にも大きな影響を与えました。代表的な美人画の作品では、雲母を散らせたシンプルな背景によって女性の表情や仕草により焦点が向けられています。美人画で取り上げたのは遊女や花魁が多いのも特徴です。喜多川歌麿の作品は国内外の美術館に収蔵され、重要文化財に指定されている作品もあります。ボストン美術館には400点弱の歌磨コレクションがあると言われています。

3.掛け軸作家「喜多川 歌麿」の生い立ちや歴史

喜多川歌麿が出生したのは1753年頃と言われています。まず鳥山石燕のもとで学び、細判の役者絵や絵本を制作しました。はじめの号は豊章でしたが,1782年頃に歌麿と号すようになります。やがて蔦屋重三郎にその才能を発掘され、狂歌絵本や美人錦絵が出版されました。その後、勝川春章風の役者絵、北尾重政風・鳥居清長風の美人画を描くなど多様な表現を取り入れつつ、独自の表現を模索していきます。優美な曲線で描かれた妖艶な女性像は好評を博し、一躍人気絵師となるも、1804年に当時禁止されていた画題を取り上げた『太閤五妻洛東遊観之図』がきっかけで手鎖50日の刑を受けます。病を患いその2年後、失意のうちに亡くなりました。

4.喜多川 歌麿の掛け軸作品の代表作一覧

ポッピンを吹く女(1790年)
寛政三美人 当時三美人(1793年頃)
娘日時計(1794年頃)
更衣美人図(1804年〜1805年)
三味線を弾く美人図(1804〜1806年)

5.喜多川 歌麿の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

まず喜多川歌麿の本人による作であることが最も重要視されます。証明書や鑑定書があるか、来歴(入手経路や過去の持ち主など)がはっきりしていることも査定のポイントとなります。画面に汚れやシミがなく退色が少ないなど、作品の状態が良好な場合や付属の箱がある場合には、さらに査定額が高まる可能性があるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 本人の作品か(鑑定書や証明書はあるか)
  • 保存状態は良好か(作品にダメージがないか)
  • サイン、落款印があるか
  • 作品の号数
  • 箱書きがあるかどうか

6.喜多川 歌麿の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

その人気の高さから復刻品も多く作られています。背景に白雲母が塗られた真作だとされる浮世絵木版画は、過去にヤフーオークションで40,000〜80,000円ほどで落札されています。掛け軸であればさらに高値がつくことが予想されます。クリスティーズのオークションで肉筆画の掛け軸が出品された際には332,500ドル(約3,690万円)の値で取引されました。こちらは江戸寛政期の作品で3人の女性の姿が描かれた作品で絹本着彩、サイズが47.6 cm×73.1cm、本人の署名と落款印のあるものでした。また他にも、遊女を誘惑する男性の姿が描かれた肉筆画の掛け軸には192,300ドル(約2,135万円)の値がつきました。

7.喜多川 歌麿の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳、東洲斎写楽とならび世界中にファンを持つ喜多川歌麿。掛け軸となっている作品はほぼ肉筆浮世絵です。版画作品も当然人気がありますが、1点ものの肉筆画となればぜひとも手に入れたいというコレクターが存在し、高値が期待できます。状態の良い真作の掛け軸であれば、驚くような高値がつくことも考えられるでしょう。

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