高 剣父(こう けんふ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.高 剣父の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

高剣父は中国の画家です。伝統の中国画と新進の日本洋画との融合をはかり新文人画を提唱し、嶺南画派の第一人者として知られています。高剣父の革新的思想は多くの画人に影響を与え、近世まで衰えることなく継承されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「高 剣父」についての概要

高剣父(1879年〜1951年)は広東省番禺県の人、名は崙,字は爵庭,剣父は号です。弟の奇峰と剣僧も画家です。高剣父は嶺南大学卒業後、居廉(きよれん)について画を学び、山水、花鳥画に秀でた才能を発揮しました。その後高剣父は日本に留学し孫文、廖仲恺など革命先駆と知り合い、のちに革命組織中国同盟会に加入し、8年間広東同盟会会長を任職しました。

3.掛け軸作家「高 剣父」の生い立ちや歴史

嶺南派の創始人である高剣父は、力強い筆勢によって近代的リアリズム絵画を確立しました。高剣父は高奇峰、陳樹人とともに「二高一陳」または「嶺南三傑」と称され、枯筆で枝葉を描くのを好み豪胆な画風を得意としました。ぼかしを強調するなどグラデーションを多用することで、明清以来の伝統的花鳥画の様式を打破することに成功しました。

4.高 剣父の掛け軸作品の代表作一覧

  • 蛛絲網晨露(1928年)
  • 漁港雨色(1935年)
  • 孔雀

5.高 剣父の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高剣父は洋画の造形観念についての理解をもとに、水墨画の現代的な再解釈をつくりあげました。人気が高いだけに高剣父の作品は昔から、工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多いです。鑑定書や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。まずは高剣父本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 高剣父本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.高 剣父の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

高剣父の作品は、模写の掛け軸でも状態が良いと3万円を超えることもあります。日中両国の美術交流を盛んにした高剣父の功績は大きく、日本でも人気がある画家の1人ですので、真作であり、状態が良ければ査定の結果も高額が期待できます。

7.高 剣父の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

積極的に西洋技術を取り込むことで伝統絵画を革新することに力を注いだ、高剣父。大学卒業後に日本に留学し、白馬会や太平洋画会といった団体で洋画を学び、さらに京都で竹内栖鳳ら近代日本画家の表現も手本としました。日本とも馴染みがあるため、高剣父の作品を愛する人は多く存在し買い手を見つけることは難しくないでしょう。もし蔵や押し入れで眠らせたままの掛け軸があれば、一度査定に出されてみることをお勧めします。

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