高 芙蓉(こう ふよう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.高 芙蓉の作品を売りたいお客様へ

高芙蓉は、江戸時代の中期に活躍した画家であり、篆刻家や儒学者としての一面も持ち合わせています。中国の文献を学び、日本において印章を確立したことから、後に印聖として讃えられるほどです。画家としての腕も秀でており、山水画などを得意としました。

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2.高 芙蓉についての解説

高芙蓉は名を孟彪 (もうひょう)、字は孺皮 (じゅひ)、号を芙蓉で、姓の高は出生地に因んだものです。画家や篆刻家としても有名ですが、儒学者として経学・漢学など学問にも深く励んでおり、多芸で博学であったとされています。この博学であることが高芙蓉の絵画へと表れています。また、日本南画の祖とも呼ばれる池大雅と深い親交があり、お互いに影響を与えあったと言われています。

3.高 芙蓉の歴史

高芙蓉は1722年に、享保7年に甲斐国の高梨郡にて医師の子として生まれました。高芙蓉も父と同じ医師の道を進みますが、20歳頃に文雅の道を志すことになり、京に遊学をして儒学などを学ぶようになります。学問に励みながら先人の書から、貪欲に知識を吸収していきます。売茶翁や永田観鵞など多数の文人墨客と親交を深め、特に池大雅、韓天寿とは極めて深い仲にあり、3人で白山、立山、富士山を巡ってそれぞれ「三岳道者」と号します。1784年に63歳で没しました。

4.高 芙蓉の代表作

  • 『山水図』(1773年)
  • 『静釣図』(1780年)

5.高 芙蓉の作品の買取査定ポイント

高芙蓉は芸術だけでなく学問にも深く通じており、古きに新しきを学び研究しました。多くの文人墨客とも交流を深めた高芙蓉の作品は、やはり本人が制作したという真作であることが査定時の大きなポイントとなっています。また作品の状態が良く、汚れが少なかったり、作品そのものの希少性が高い場合であれば、より高額での取引が期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作品の希少性
  • 作品の状態

6.高 芙蓉の作品の取引相場価格

高芙蓉の作品は、市場では比較的手に入り易い金額で流通されています。縦133cm、横75cmの作品であれば、多少汚れや傷がありますが、25.000円程で取引されているようです。しかし、作品自体はあまり市場に出回りにくいようで、流通数は少なくなっています。流通しているものは模写などが多く、真作は多くありません。希少性の高い真作が流通することがあれば、思わぬ高値がつくことがあるかもしれません。

7.高 芙蓉の作品の買取についてのまとめ

高芙蓉は絵画に篆刻、学問と幅広く活躍した人物で、制作した作品も多岐に渡ります。古くから学び、数多の文人墨客と交流した彼の絵は流通数こそ少ないですが、その分希少性も高いので、買取に出せば予想以上の高額になるかもしれません。