高 嵩谷(こう すうこく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.高 嵩谷の作品を売りたいお客様へ

高嵩谷は、江戸時代の中期の画家で、英派の画人として庶民の日常生活を描いた、風俗画を得意とした人物です。彼の描き出す風俗画は、市井での生活の様を活き活きと描いており、当時の様子を窺い知ることができるでしょう。

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2.高 嵩谷についての解説

高嵩谷は名を一雄、姓は高久、字は子盈で、嵩谷の号の他に、屠竜翁、翠雲堂などを称していました。英一蝶の門人である佐脇嵩之に師事して風俗画を得意としていましたが、後年には武者絵の境地を開きました。特に代表作である浅草寺の「源三位頼政鵺退治図」は、平家物語に記された源頼政が妖怪の鵺を討ち取ったものであり、非常に人気が高いです。

3.高 嵩谷の歴史

高嵩谷は1730年に、享保15年に江戸に生まれ、両国薬研堀に住んでいたと言われています。風俗画で英派を開いた英一蝶の門人である佐脇嵩之から画を学んで、同じく英一蝶風の風俗画を得意とするようになります。また、土佐派や狩野派も学んでおり、後年になると武者絵を中心に制作していくようになりました。没年は1804年で、75歳でした。東京都の台東区にある浄土宗寺院の法林寺には、高嵩谷の墓があり文化財とされています。

4.高 嵩谷の代表作

  • 『源三位頼政鵺退治図』(1787)

5.高 嵩谷の作品の買取査定ポイント

高嵩谷は、庶民の生活風景を軽妙に描いた風俗画と、勇ましい武者の姿を力強く描いた武者絵を残しました。買取査定のポイントとしては、やはり制作者本人が描いたという確証のある真作であることが焦点です。もし贋作であった場合は、非常に低い価格となってしまうでしょう。また、作品の保存状態も査定に大きく影響してきます。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作品の希少性
  • 作品の状態

6.高 嵩谷の作品の取引相場価格

高嵩谷は風俗画と武者絵で有名な画家ですが、市場で出回っている作品の多くは、市民の生活を描いた風俗画の方が多いようです。取引の相場価格は10.000円から50.000円程度で、横32cm、縦102cmの農耕図の作品では、16.000円程で取引されているようです。中には非常に高額な作品もあり、横41cm、縦189cmの作品は240.000円の価格がついているものもあります。流通量の少ない武者絵の作品であれば、より高額な価格での買取が期待できるかもしれません。

7.高 嵩谷の作品の買取についてのまとめ

庶民と武者という立場は違いながらも、人物画を得意とした高嵩谷の絵には人間らしい魅力が詰まっています。希少性の高さによっては高値がつく場合があるので、高嵩谷の絵をお持ちの場合は買取に出してみてはいかがでしょうか。