工藤 甲人(くどうこうじん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1. 工藤 甲人の作品を売りたいお客様へ

工藤 甲人の作品は、自然会の蝶々や樹々を題材に選び幻想的な作風を描く画家として知られています。単色の顔料で、色面を大きく確保し、装飾を豊に感じるような構図が特徴的で現代日本画に新境地を切り開きます。彼の個性的な作品は晩年になるほど光を放ちます。

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2. 工藤 甲人についての解説

工藤甲人は、幼い頃は詩人に憧れていましたが、16歳のとき画家に興味を抱き、上京し川端画学校で岡村葵園から指導を受けます。戦争の経験もあり敗戦後は、田舎に帰りしばらく家業である農家に従事し、福田豊四郎に再び筆を取るように言われて描き始めます。様々な賞を受賞し、東京藝術大学の助教、名誉教授、沖縄県立芸術学校の客員教授にもなり、大正、昭和、平成と活躍した画家で、後進の教育にも熱心にたずさわります。

3. 工藤 甲人の歴史

工藤甲人は、青森県弘前市の農家の息子として、1915年に誕生します。1934年に上京後、1939年に第1回日本画院展「樹」、第2回には「樹液」で推奨作品に選ばれ、福田豊四郎の研究会に属します。1950年に第3回創造美術展で「蓮」が入選し、1956年は「冬の樹木」「樹木のうた」で新作家賞、1962年には神奈川県に移り、1963年に日本国際展に「枯葉」、1964年は「地の手と目」で賞を取り続けますが、彼の作品のは47歳以降、60歳頃の評価が高いようです。2011年95歳で死去しています。

4. 工藤 甲人の代表作

  • 『蓮』(1950年)
  • 『愉しき仲間』(1951年)
  • 『枯葉』(1963年)
  • 『地の手と目』(1964年)
  • 『示現』(1976年)

5. 工藤 甲人の作品の買取査定ポイント

水田竹圃の作品は中国の南宗画からの影響を大きく受けた作風なので、この時代には新しい画風だったことが特徴です。一時南画がフェノロサによって衰退するのですが、大正時代に再び評価され始めることになります。その余波が大阪にも流れて南画広がることになります。水田竹圃が大阪で発表した作品には趣があり査定ポイントも高くなります。真作は買取価格の重要なポイントで、作品の保存の状態の良いことが高額の価格となる条件となります。

代表的な査定ポイント
  • 本物であること
  • 希少性価値のある作品
  • 絵画の保存性状態がよいこと
  • 人気のある作品

6. 工藤 甲人の作品の取引相場価格

工藤甲人の作品は、寸法が縦42cm×46cmの「元日草」が30万円と高額で取引されています。その他台紙のサイズが56.5cm×48cmの「望郷」は保存状態がよい未展示作品で9万8千円ほどの価格です。もう少し安価なものでは、21cm×16cmで新品の額縁付きのもので、3万円前後の取引になります。同様のサイズでは3万円前後の取引金額ですが、描かれた年代により彼の画風には違いがあるので、人気に作品の違いで相場が違ってきます。模写などであれば安価な取引価格にはなります。

7. 工藤 甲人の作品の買取についてのまとめ

工藤甲人の作品は、青森の風土から生まれた繊細さが光る幻想的な画風が魅力であり、描かれる絵には物語があるようで様々な人々を魅了します。作風は若い頃から晩年まで味わい深いものがあり、多くの人の心を捉える人気の画家で、高価買取が期待できます。