曲子 光男(まげし みつお)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.曲子 光男の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

曲子光男は昭和期から平成期の日本画家で、壮大な風景画など存在感あふれる作品世界の表現が高く評価されています。日展の参与も務めた、近現代日本画壇を代表する大家です。作品の市場価値は高く、予想を上回る高額査定も期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「曲子 光男」についての概要

曲子光男(1915年~2011年)は、1935年から堂本印象の画塾、東丘社に入門し画の鍛錬を重ねました。1936年文展鑑査展に『濱木綿の丘』を出展し選奨となり、大きな反響を呼びました。1951年には第7回日展で『製鋼工場』が特選・朝倉賞を受け、1984年には京都府文化賞功労賞も受賞しています。

3.掛け軸作家「曲子 光男」の生い立ちや歴史

曲子光男は北海道磯谷郡蘭越町港に生まれましたが、5歳の時に父を亡くし9歳で石川県の祖父の実家に預けられます。そして、10歳の時に京都で友禅業を営む縁戚の曲子光峰の養子となり、画の道を志すようになりました。1938年、第1回東丘社展で『鳥の群』が東丘賞を授かり、当世一の日本画家として活躍を始めます。戦後もいっそう創作に励み、1947年第3回日展に『秋陽』で入選し、第4回、第5回と連続して出展しました。1955年には日展の審査員になり、さらに1995年には日展参与となりました。享年96歳で逝去しています。

4.曲子 光男の掛け軸作品の代表作一覧

  • 濱木綿の丘(1936年)
  • 鳥の群(1938年)
  • 秋陽(1947年)
  • 製鋼工場(1951年)

5.曲子 光男の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

受賞歴も多く独創の画風が熱い支持を集める曲子光男作品は、贋作が存在する可能性が指摘されています。このため、真作かどうかが買取査定の重要なポイントになります。証明書などで真作の確認ができれば、高評価額となる可能性が高まります。また、共箱など付属品が残っているか、作品の保存状態が良好かなども査定額上乗せのポイントとして需要です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作家の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があるとなお良い)
  • 付属品が備わっているか(箱や紐、軸先、軸棒などが残っているか)
  • 作品の完成度はどうか(画題や展覧会への出展実績など)
  • サインや落款があるかどうか
  • 保存状態が良いものかどうか(傷やシミなど汚れがないか)
  • 作品の大きさはどうか

6.曲子 光男の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

市場では、真作保証の有無、付属品が揃っているか、作品の保存状態や大きさなどで査定額は変動しています。作品全体が縦138cm、横74.5cm、本紙が縦40cm、横53cmの『山湖』という真作保証済みの掛け軸は、共箱、二重箱、軸先などが残っており、本紙と軸装に少しシミがある状態で32,000円の値がつきました。作家の得意とする北海道の風景を画題としたものなどはさらに高評価を得ることもあり、『霧たつ摩周湖』という縦61cm、横73cmの額装の作品は、真作保証されており、付属品として共シール、布タトウがあり、おおむね良好な保存状態で72,000円で落札された実績があります。

7.曲子 光男の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

曲子光男は生涯を自己表現の追求に捧げ、ゆるぎない熱意と覚悟が迫力と威厳に満ちた作品に結実したと言えるでしょう。証明書などで真作の確認ができる作品などは意外な高額査定になる可能性もあります。お手元に作品がある場合は、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

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