巻 菱湖(まき りょうこ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.巻 菱湖の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

巻菱湖は、江戸時代後期の書家・漢詩人です。年代により様々な法帖に影響を受けて、幅広い書風の作品を残しました。「菱湖流」と呼ばれる独自の書風を確立し、幕末から明治にかけての書道界に大きな影響を与えました。市河米庵、貫名菘翁と共に「幕末の三筆」と並び称されるなど、巻菱湖の書に対する功績は広く認められています。現在でも非常に人気が高いことから、巻菱湖の真作であれば数万円の値がつく可能性もあります。

このページの目次

2.巻 菱湖の掛け軸作品についての概要

巻菱湖は篆書・隷書・楷書・行書・草書・仮名のすべてに巧みで、特に楷書を得意としていました。平明で端麗な書体は「菱湖流」と呼ばれ、世に広く書の手本として用いられるようになりました。現在でも将棋の駒において、銘駒と呼ばれる書体の1つが菱湖体です。タイトル戦などで使用される高級な駒などによく用いられており、中原誠などこの書体を好む棋士も多いです。

3.巻 菱湖の掛け軸作品の歴史や情報

巻菱湖は越後国巻(現在の新潟市西蒲区)に生まれ、幼少の頃から寺の住職に書の手ほどきを受けました。人並みはずれた才能があり、6歳のとき現在の新潟市中央区の白山神社境内の天満宮に「天地」の2大刻字を奉納し、また11歳のときには、長岡藩主・牧野忠精侯が巡村の際、新潟本陣に招かれて揮毫した記録があります。母親を亡くした後19歳で江戸へ行き、書家の亀田鵬斎の元で書と詩を学びました。29歳で『十体源流』を著し、蕭遠堂という書塾を開きました。晩年には門下生は一万人を超え、その中には菱湖四天王(萩原秋巌・中沢雪城・大竹蒋塘・生方鼎斎)らの名もあります。1843年、67歳没。

4.巻 菱湖の掛け軸作品の代表作一覧

  • 十体源流
  • 篋中集

5.巻 菱湖の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

巻菱湖は「菱湖流」と称される端正でわかり易い書風で名を挙げ、掛け軸作品をはじめとして多種の作品を遺しています。人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などがあれば、高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 購入時期や金額、入手経路がわかっているか
  • 付属品が揃っているか
  • 保存状態は良好であるか(破損・汚損が目立っていないか)
  • 真作であるか(有名作品の偽物や贋作が多く出回っています)
  • 作家の署名・落款(らっかん)があるか

6.巻 菱湖の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

現在市場に出回る巻菱湖の作品多くは将棋の駒で、美品の場合300,000円の高値がつくことも珍しくありません。しかしながら現代の美術品市場において、巻菱湖の掛け軸作品が出回ることは稀です。巻菱湖の真作であることが証明できるならかなりの高額査定を見込めるでしょう。査定額をあげるポイントとして、保存状態、付属品の有無が重要となります。

7.巻 菱湖の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

巻菱湖の掛け軸作品は存在感がありながらも落ち着いた印象を与えることから、現代でも多くの人々に支持されています。巻菱湖の作品がお手元にあるという方は、高額査定が期待できるため是非一度査定を検討されることをおすすめいたします。