丸木 位里(まるき いり)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!
1.丸木 位里の作品を売りたいお客様へ
丸木位里は大正から昭和にかけて活躍した日本画家です。広島出身の丸木位里は、広島に原爆が投下された後救援活動に従事します。その時に体験を元に原爆に関する作品を発表しています。ここでは戦争を題材とした丸木位里の作品の高額買取査定ポイントをまとめてみましょう。
このページの目次
2.丸木 位里についての解説
丸木位里は広島県安佐郡出身の日本画家で、妻は洋画家の丸木俊です。広島の原爆を体験後、妻との共作「原爆の図」「絵本・ピカドン」などを発表しました。原爆や沖縄、虐殺など戦争を題材とした作品を多く制作した丸木位里は、平和や戦争反対を訴える社会的な作品で高い評価を得ています。53年には国際平和文化金賞を受賞しており、世界的にも有名です。
3.丸木 位里の歴史
丸木位里は1901年に広島県で生まれました。上京後に日本南画院、青龍社に参加して、美術文化協会展にも出品しています。その後、洋画家の赤松俊子(丸木俊)と結婚しました。広島に原爆が投下されると、疎開先の埼玉県から離れて、被爆直後の広島に赴き救援活動に従事。この体験を元に、原爆に関する作品を数多く発表しています。1995年には妻の俊とともに、ノーベル平和賞の候補に推薦されており、1996年には朝日賞を受賞しました。原爆をテーマにした作品の他には、牛をモチーフにした作品も多く発表しています。
4.丸木 位里の代表作
- ピカドン(1950年)
- 原爆の図(1952年)
- 水俣の図
5.丸木 位里の作品の買取査定ポイント
広島出身の丸木位里は原爆に関する作品を多く発表しています。その中でも「ピカドン」」は非常に有名で、初版本は当時の政治的事情によって発行禁止処分になりました。現在は「ひろしまのピカ」として改作され、初版本を元にした復刻版が刊行されているのです。丸木位里の作品は世界的にも非常に有名で、高い評価を得ているため、本物であれば高額買取も期待できます。買取査定のポイントとしては保存状態がよいか、付属品の有無などは重要でしょう。
代表的な査定ポイント- 共箱の有無
- 書箱の有無
- 作品の状態(シミ、汚れ、破れ、焼けなどはないか)
- 軸先の素材
6.丸木 位里の作品の取引相場価格
丸木位里の作風は新しい日本画の創造を目指した抽象的なものが多かったのですが、戦後は黒を基調とした具象的な画風が多いです。また原爆など戦争をテーマにした作品に定評があります。日本に限らず、海外での評価も高く数多くの賞を受賞しているのです。丸木位里の作品はインターネット上のオークションサイトでも取引されており、50000円前後の高値で取引されている作品もあります。平均的な買取相場としては10000円前後になりますが、保存状態によって買取額は変動するでしょう。
7.丸木 位里の作品の買取についてのまとめ
丸木位里は被爆した広島出身であり、原爆救済活動の後、その経験を元に数多くの戦争、原爆をテーマにした作品を手がけました。世界的にも有名な丸木位里の作品は高額買取が期待できますので、ぜひ査定を依頼してみましょう。
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。