正井 和行(まさい かずゆき)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.正井 和行の作品を売りたいお客様へ

正井和行は、昭和~平成時代に活躍した日本画家です。病弱であったため、約10年もの間、画家としての活動を中止しなければいけないほどでした。彼の作品は、夜景などをモチーフとした作品が多いのですが、彼の作品は陰鬱な印象の中でも生命力溢れる筆使いが感じられます。

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2.正井 和行についての解説

正井和行は、病弱ながらも弱々しさだけを感じさせない力強い作品を制作してきた日本画家です。病によって10年ほど制作できなかった想いをそのまま表すような作品になっており、弱々しさの中に生命力を感じられるような作品が多くあります。モダンで幻想的な筆使いが特徴で、夜の風景をモチーフにすることが多い彼の作品は、静けさの中に溶け込む自然を見事に表現しています。

3.正井 和行の歴史

正井和行は1910年に兵庫県で生まれ、関西学院中等部を卒業後、1928年に京都市立絵画専門学校へ入学します。在学中には、福田平八郎に師事しており、1933年に同校の研究家へ進み、翌年の1934年の帝展で「淡路島餞暑」が初入選しました。しかし、27歳になる1937年に、病弱であったことと、制作の無理が重なり、病に倒れてしまいます。療養のため大分へと移り、約10年間、画家としての制作を中止せざるを得ない状況まで病状が悪化してしまいました。その後、1950年に画家として復帰し、1972年と1982年に日展で特選を受賞するまでになります。1985年には日展会員となり、京都と大分を往復するような生活をしていましたが、1999年に脳梗塞のため88歳でこの世を去りました。

4.正井 和行の代表作

  • 「送り火」
  • 「夕桜」
  • 「発掘」

5.正井 和行の作品の買取査定ポイント

正井和行は、夜景をモチーフにした多くの作品を生み出しました。買取価格の査定をする際には、真に正井和行の作品であるか、つまり、真作であるかどうかが重要になってきます。特に、商品の状態によっては、さらに高額の価格となることもあります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作品の希少性
  • 作品の状態

6.正井 和行の作品の取引相場価格

正井和行の作品は、平均24,000円ほどで取引されております。そもそも流通している数が少ないというのもありますが、2万円台で手が届くものがほとんどです。一番低い価格で、23,000円、一番高い価格で、60,000円となっています。例えば、「夕桜」の作品であれば、21.0cm×16.5cmのサイズで、コンディションが良好なもので、25,000円で取引されています。先に述べたように、流通している数が少ないため、高額で取引される可能性も十分にあります。

7.正井 和行の作品の買取についてのまとめ

正井和行は、画家としての活動を中止しなければいけないほど病弱でしたが、それを感じさせないような力強い作品を残した日本画家です。作品の流通量は多くないため、希少価値の高いのもが出回れば、高額買取の可能性もあります。