増山 雪斎(ますやま せっさい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 島田 墨僊の作品を売りたいお客様へ

増山雪斎は伊勢長島藩主第5代藩主であり、書画にたけている文人大名として知られた日本画家です。山水人物、花卉草虫など非常に多くの作品を世に出しました。増山雪斎は特に小さい生物を愛し小さい虫類を題材にしたものが見られます。虫類を描いた作品も南蘋流の花鳥画に見る特徴が随所に見られます。

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2. 増山 雪斎についての解説

第4代藩主の増山正贇の長男として江戸に生まれ父の死後23歳という若さで伊勢長島2万石の家督を相続することになります。政治に関しては能力が低いとされる増山雪斎ですが文化面に関して当時一流と評されていました。増山雪斎は山水・花鳥画などが得意で囲碁や煎茶にも通じる人だったとされています。政治的な能力がなくても文人大名として尊敬された人物です。

3. 増山 雪斎の歴史

23歳で父の跡を継ぎ伊勢長島藩主となった増山雪斎ですが政治的に活躍したという記録はないようです。文化面に対して尊敬されることが多く天明5年には、藩校文礼館と孔子廟を創設しています。文治の発展に尽力した人物とされ当時文人大名として多くの人から尊敬されたといわれています。趙陶斎に唐学を学び、日本画については木村蒹葭堂を師事しました。花鳥画も得意ですが増山雪斎の真骨頂は虫類の画です。虫類写生図譜の「虫豸帖」は虫の様子を繊細に描き資料的価値も高いといわれます。

4. 増山 雪斎の代表作

  • 花鳥図(1794年)
  • 村長居宅図(1797年)
  • 虫豸帖
  • 孔雀図

5. 増山 雪斎の作品の買取査定ポイント

増山雪斎は小さい生き物の作品なども多いのでこうした小さい生き物にシミなどがつくと非常に醜くなります。保存の仕方をしっかり考慮する必要があります。買取の中ではシミや虫くい、破れなどがない作品のほうがより高値となりますが特に細かく描かれている増山雪斎の作品ではシミなどが買取金額を大きく左右します。増山雪斎が花鳥などのほかに虫類の作品が多いことなど理解している業者に査定を依頼することも買取査定の大きなポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 作者への知識を持っている買取業者に依頼する
  • 汚れやシミが査定を下げる
  • 保存の仕方を考える

6. 増山 雪斎の作品の取引相場価格

増山雪斎の作品は花鳥、虫など繊細な作品が多いです。文人大名として多数の作品を残していますが、水墨葡萄自画賛も花を描いた作品です。全体の寸法が182㎝・31㎝、紙本の寸法が93㎝・28cm、箱ありの作品です。江戸時代中期から後期に活躍した方なのでやはり古い作品が多く、シミや汚れなどもあります。増山雪斎の取引相場価格は6,000円から40,000円くらいとなっています。商品の状態により買取価格が違ってきますので比較的綺麗な状態で保管することが大事です。

7. 増山 雪斎の作品の買取についてのまとめ

虫や花、草木など自然の作品が多い増山雪斎の作品は繊細で細かい特徴を持っているので汚れや虫くい、シミなどがなるべくつかない状態で買取に出したいものです。自宅での保存ではどうしても劣化が進むこともあるので劣化が進まにうちに早めに買取店に査定依頼するほうが安心です。