宮崎 友禅斎(みやざき ゆうぜんさい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 宮崎 友禅斎の作品を売りたいお客様へ

宮崎友禅斎は江戸時代の扇絵師です。そして着物の友禅染を考案した人物としても広く知られています。緻密で計算されたその作風は国内はもちろんのこと海外でも圧倒的な評価を得ています。友禅に師事した人が友仙など読み方が同じ名前を名乗ることもあり、この点はしっかりと確認が必要となります。

このページの目次

2. 宮崎 友禅斎についての解説

宮崎友禅斎は今の石川県である能登国に生まれました。ただ出生地には諸説あり生涯を通じて謎の多い人物と言えます。加賀で染を修得した後、京都へ行き「友禅」と名乗り絵師として活動を始めます。京都の代表的な着物の染織技法である「友禅染」の創始者であるとも言われています。ただ友禅は扇絵師が本業でありその扇絵は当時巷でかなりの人気で粋人の間では友禅の扇絵は一つのステータスでもありました。

3. 宮崎 友禅斎の歴史

1654年に能登国で出生と言われる宮崎 友禅斎ですが、実はその出生地や没地ははっきりと分かってはいません。友禅染を完成させたとも言われますが扇絵師であったこと以外、その生涯は謎に包まれています。精緻な意匠の図案が当時の京都で評判となり、扇絵師として活躍。その中で友禅染に携わります。晩年は生まれ故郷でもある金沢に帰郷し加賀藩の庇護の下、余生を穏やかに過ごしたようです。友禅斎は現在で言うところのデザイナーで多彩な才能の持ち主で友禅斎の扇絵を持つことは当時の遊び人の間では特に人気となっていました。

4. 宮崎 友禅斎の代表作

  • 鯉之図

5. 宮崎 友禅斎の作品の買取査定ポイント

友禅斎は扇絵師ということでモチーフとしては四季の草花や梅などが多く伝統的な作風の中に粋を感じさせるものです。生涯を通して謎の多い人物ですし似通った名前を名乗る者も多いため特に真作とされるものは高い値が付きます。友禅染の創始者であるようにデザインが豊富で緻密さを兼ね備えているのが特徴です。また染織図法による作品も多くありこういったものも人気となっています。

代表的な査定ポイント
  • 落款の有無
  • 共箱や鑑定書などの付属品の有無
  • 大きさやサイズ

6. 宮崎 友禅斎の作品の取引相場価格

表装横45cm縦192.5cmの掛け軸で鯉之図のような友禅斎を代表する作品の場合、保存状態にやや難があってもオークションでは3万円台の値が付きます。他にも縦横数センチの模様染めで数千円、一般的には最安値で3千円程度から高いもので数万円といったところでしょう。江戸時代の作品となりますのでやはり保存状態が値に大きく影響してきます。また箱など付属品があれば高値に繋がります。ただキズやヤケがあっても友禅斎の作品は一定のファンがいますので値が付きやすいとも言えます。

7. 宮崎 友禅斎の作品の買取についてのまとめ

謎の多い生涯、そして友禅染の創始者ということでネームバリューが高い友禅斎。さらに江戸時代に活躍したということできれいな状態で残っている作品も少なく希少価値があります。そのため多少の劣化が見られてもオークションに出したり買取業者に依頼することで思わぬ高値が付くこともあるのです。