森狙仙(もり そせん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.森狙仙の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

森狙仙は江戸時代後期の絵師で、動物画を多く描き、特に猿画に優れていました。独自の画法を追求し、森派の祖として活躍しました。「秋山遊猿図」は重要美術品に認定されており、『雨中桜語匹猿図』は2005年に80円切手の図案として採用されました。秀逸な動物画を多く残した森狙仙の作品は人気が高く高値の査定が期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「森狙仙」についての概要

円山応挙に影響を受けた写実描写で、細密かつユーモラスに動物画を描いた森狙仙。残されている作品の9割以上は猿を描いたものであると言われていますが、鹿や狸、虎、猫なども描いたようです。柔らかい毛描きでどこか可愛らしさも含んだ森狙仙の作品は高く評価され、猿画の名手として評判が高まりました。森狙仙を祖とする森派からは、森一鳳や森寛斎などを輩出し、日本美術史にも大きく貢献した人物です。

3.掛け軸作家「森狙仙」の生い立ちや歴史

森狙仙は1747年に絵師であった森如閑斎の三男として生まれました。大阪を中心に活動し、兄には森陽信と森周峯がいます。はじめは勝部如春斎に師事し狩野派の技術を習得しました。1784年には沈南蘋や円山応挙の影響を受けはじめ、写実性の高い画風に変化していきました。この頃から猿画の名手と評判になったようです。1087年に「祖仙」の号を「狙仙」に改め、1814年には柿本神社に絵馬を奉納しました。1821年に大阪で亡くなります。墓所は大阪市北区の易往山西福寺です。

4.森狙仙の掛け軸作品の代表作一覧

樹下双鹿図屏風(1788年)
秋山遊猿図
雨中桜五匹猿図

5.森狙仙の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

森狙仙は猿画に優れた絵師であるため、猿を描いたものは人気で査定でも高値がつく場合が多いです。また、掛け軸の場合は、作品だけでなく表装の美しさも査定のポイントとなります。作品が映える表具がされていれば、より価値が高まり高額な査定につながります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント

本物であるかどうか
汚れやシミはないかどうか
署名・共シール・共箱があるか
題材が人気の作品であるかどうか

6.森狙仙の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

森狙仙の掛け軸はオークションなどにも出品されています。過去の取引の中で最高額だったものは、縦185cm横59cmの猿之図で経年劣化があり、箱は合わせ箱のものでした。それでも54件の入札があり落札価格は55,500円です。この作品の保存状態が良く、さらに共箱もついていたとすれば、落札額は数十万円になったと考えられます。テレビ東京で放送された「開運!なんでも鑑定団」では60歳以前の作品と見られる猿画の掛け軸に6,000,000円という査定額が出ました。森狙仙の作品は、出来栄えや保存状態によっては数十万円から数百万円の査定も期待できます。

7.森狙仙の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

森狙仙は、猿画をはじめとする秀逸な動物画を多く描き、独自の画流を切り開いた人物です。そして、森派の祖となり、門下からは森一鳳や森寛斎などの優秀な絵師を世に出しました。ユーモアのある仕草やいきいきとした表情を描き、親しみの持てる猿画は、切手の図案として採用されるなど、現代でも愛され続けています。出来栄えや状態によって高価買取も期待できますので、真贋が不明であっても一度ご相談いただくことをお勧めします。

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