森田 恒友(もりた つねとも)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.森田 恒友の作品を売りたいお客様へ

日本画の作品は素人にはなかなかその価値を判別できないところがあります。しかし有名作家の書であれば、高値がつく可能性も大いに期待できます。今回紹介する森田恒友も書の世界では有名で、鑑定に出せば高額査定になるかもしれません。

このページの目次

2.森田 恒友についての解説

森田恒友はヨーロッパに渡ったことで、自分の作品の中にそのエッセンスを加えたのが大きな特徴といわれています。ヨーロッパでリアリズムを学んだ彼は、自分の水墨画の作品の中に写生の要素を加えました。利根川沿いの自然をモチーフにした、心の澄み渡った作品が人気になりました。また近代絵画の世界に南画の伝統をよみがえらせたとして業界で高く評価されました。

3.森田 恒友の歴史

1881年に現在の熊谷市で生まれた森田恒友は、画家を志し17歳の時に上京しました。小山正太郎の不同社で学んだ彼は、のちに東京美術学校で青木繁を中心に「青木グループ」を結成しました。1907年には「方寸」といわれる美術雑誌を創刊します。同じ年には現在の日展のルーツとされる文展に入選して、中央画壇で注目される存在になりました。作品を発表する傍ら、帝国美術学校の洋画科主任教授になるなど、後進の指導にも熱心でした。

4.森田 恒友の代表作

  • 梳髪(1905年)
  • 湖畔(1907年)
  • 春の湖畔(1930年)
  • 丘と水田(1930年)
  • 尾瀬沼(1932年)

5.森田 恒友の作品の買取査定ポイント

森田恒友の作品の査定の場合、まず共箱や共シールの有無が確認されます。そのほかには花押や落款などがないかも鑑定の中でチェックされます。これらがあると客観的に本物の作品であることが証明できるからです。このようなものがなくても第三者の評価機関の作成した鑑定書がついていると、それは本物と評価されます。また作品の状態についてもチェックされます。表具の傷み具合やシミなどがあるとマイナス査定になりがちです。

代表的な査定ポイント
  • 共箱や共シールの有無
  • 花押や落款の有無
  • 鑑定書の存在
  • 作品の状態

6.森田 恒友の作品の取引相場価格

森田恒友の作品は今でもネットオークションなどで活発に取引されています。その中には結構な値がついているものもたくさんあります。過去の実績を見ると、2万円台で取引されている作品が中心です。しかし中には高値の取引もあります。例えば戦闘機と軍艦の油彩という作品があります。こちら「MOPITA」と名前がサインされているので真贋については賛否両論あります。しかしそれでもその作品の珍しさから、108,000円という価格で取引されています。

7.森田 恒友の作品の買取についてのまとめ

日本画の伝統に西洋の写生のエッセンスを加えることで、森田恒友の作風には独特なテイストがあります。決して古臭い感じもなく、現在でも活発に売買されています。もし自宅で眠っているようであれば、一度鑑定に出してみるといいでしょう。