中井竹山(なかい ちくざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中井竹山の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中井竹山は、江戸時代中期に活動した儒学者です。朱子学を学び、大坂の学問所・懐徳堂の学主となり、その全盛期を築きます。詩文も好み、上田秋成や木村蒹葭堂(きむらけんかどう)等の文人たちとも交遊がありました。中井竹山の掛け軸は書や合作のものが多くあることが特徴です。中にはとでされているものあるのがです。

このページの目次

2.掛け軸作家「中井竹山」についての概要

中井竹山は儒学者であることから、掛け軸は書が主体となっているものが多くあります。一方で広い交遊関係を持っていたため、合作の掛け軸も多いことも特徴です。主な合作者には伊藤若冲や実弟の中井履軒等がいます。合作の場合は中井竹山が書を書き、合作者が絵を描くというパターンが多いです。

3.掛け軸作家「中井竹山」の生い立ちや歴史

中井竹山は1730年大坂で生まれた儒学者です。五井蘭洲から朱子学を学び、大坂の学問所である懐徳堂の学主として経営に尽力しました。老中・松平定信とも政談を交わしたり、大坂城代の堀田正順召し抱えの儒者としても活躍し名声を博します。儒学者としては荻生徂徠を批判する一方で、懐徳堂では陽明学の講義を行うなど柔軟にな姿勢で儒学を広めました。詩文も好んでおり、混沌社の文人たちとも交遊を持っています。1782年の大坂大火で懐徳堂は全焼してしまいますが、復興に尽くし4年後に再建を果たしました。晩年は薩摩藩、加賀藩、熊本藩から招聘を受けますが、生涯懐徳堂の学主として過ごすことを選び、1804年に没しました。

4.中井竹山の掛け軸作品の代表作一覧

  • 水墨山水(中井履軒との合作)
  • 妖怪画賛(伊藤若冲との合作)
  • 鯉図(森狙仙との合作)
  • 布袋画賛(中井竹山単独の作品)

5.中井竹山の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

中井竹山の掛け軸は書と合作のものが主ですが、合作の方が高値が付く傾向にあります。よって中井竹山及び合作者の真筆であることが証明できるものや合作者が誰であるかが査定に影響を与えます。また、付属品が揃っているか、保存状態が良好であるかや、作品の大きさなども重要なポイントです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 中井竹山単独の作品か、合作か
  • 合作の場合、合作者は誰か
  • 中井竹山(及びその合作者)の真筆か
  • 箱などの付属品が揃っているか
  • 折れやシミ等がなく良好な保存状態か
  • 作品の大きさはどれくらいか

6.中井竹山の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

中井竹山単独での掛け軸では1,000円~9,500円で取引されています。一方、合作のものだと森狙仙との合作の『鯉図』の模写(131cm×56cm)が13,541円で落札されたことがあります。また、伊藤若冲との合作『妖怪画賛』は大きさが216cm×65cmで真筆保証されておらず、シミや傷みが散見される保存状態のお品でしたが98,800円で取引されています。

7.中井竹山の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中井竹山は儒学者として著名ですが、掛け軸の作品も多く残しており単独の作品でも10,000円近い値段が付きます。さらに、合作の場合は、がければ、でのがあり、良好な保存状態の真筆保証のおであればさらに高値で取引されることが予想されます。お手元に中井竹山の掛け軸をお持ちの場合は、ぜひお問い合わせくださいませ。