中島 歌子(なかじま うたこ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中島 歌子の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中島歌子は、明治時代の上流、中流階級の女性に和歌と書を指導する私塾「萩の舎」を開いた歌人で、樋口一葉、三宅花圃の師としても有名です。日本近代文学史に残した功績の大きさのため、書簡などの希少価値は高く、意外な高値も期待できる作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「中島 歌子」についての概要

中島歌子(1845年~1903年)は埼玉県坂戸市に生まれ、幼名は登世、萩園、萩の舎と号しました。水戸天狗党の林忠左衛門と死別したのち加藤千浪の門下に入り、1877年頃から東京の小石川に萩の舎を立ち上げます。塾は大いに栄え、一時は弟子が1,000人を超えたほどでした。また、歌日記、『秋の道しば』も著しています。

3.掛け軸作家「中島 歌子」の生い立ちや歴史

中島歌子は18歳の時に水戸藩士、林忠左衛門との恋を成就させ結婚しますが、1864年、天狗党の乱で忠左衛門が戦死し、歌子も2カ月間囚われました。出獄した後、歌塾、萩の舎を開くと和歌と書の指導に情熱を傾けました。樋口一葉、税所敦子など多くの弟子が育ち、明治期の文壇、歌壇をけん引する存在となっています。近代女性文学の礎を築き、60歳で逝去しました。

4.中島 歌子の掛け軸作品の代表作一覧

  • 秋の道しば

5.中島 歌子の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

近代日本における女流文学の開拓者という高い知名度が、贋作の氾濫を誘発しています。中島歌子作品の買取査定の際は、真作であるかどうかが重要です。署名や落款、証明書で真作であることを証明できれば、高い値で落札される可能性が高まり、さらなる高額査定の要素としては、作品の保存状態、付属品が残っているかどうかなどがあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者本人の署名(落款)があるか
  • 中島歌子の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
  • 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っているか)
  • 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがないか)
  • 希少価値の高い作品かどうか(求める人が多いほど評価額は高くなります)
  • 表装がされているか

6.中島 歌子の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

書簡や和歌の短冊など肉筆の作品が市場に出回る機会は現在多くないため、市場価値を高めています。署名などで作家の真筆だと確認できる作品は保存状態などの条件はありますが高評価を受けることもあり、縦14.6cm、横115.5cmの長文書簡の巻物が29,550円で落札されました。表装がされており共箱など付属品が残っている、作品全体の保存状態が良好などの条件が揃えば、さらなる高額落札となる可能性もあります。

7.中島 歌子の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

林忠左衛門との情熱的な恋、私塾を成功に導く才覚など現代女性の生き方にも通ずる中島歌子の人生は多くの支持を集めており、作品の市場需要はますます高まっています。署名や落款などで真筆の確認のできる作品は、想定以上の高額査定となることも十分あります。お手元に作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

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