中村 正義(なかむら まさよし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中村 正義の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中村正義は斬新な技法で日本画を描いた画家として有名です。若い時期は伝統的な日本画を踏襲していましたが、結核で休養した後は新しい画風を模索して革新的な絵画を制作しました。それは日本画の装飾性を排して画家の内面にあるものを赤裸々にさらして描くというもので、保守的な日本画壇への挑戦でもありました。中村のそうしたエネルギッシュな絵画は没後も評価されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「中村 正義」についての概要

22歳で『谿泉』が日展に初入選し今後に期待された中村正義ですが、結核で療養した後は既成の枠組みで描くこれまでの日本画の描き方に飽き足らず、ポップ・アートなどを取り入れた斬新な作品を発表しました。制作手法もボンドや蛍光塗料、油絵具やアクリル絵具、ペンキなどを使って、誰にも真似できない日本画を仕上げています。自由で革新的なアイデアで作品を描いた正義は52歳の若さで亡くなりますが、その作風はのちの美術史に大きなインパクトを残しました。

3.掛け軸作家「中村 正義」の生い立ちや歴史

中村正義は1924年愛知県豊橋市に誕生しました。生家は蒟蒻工場を営んでいましたが自分は画家を目指し、1946年に中村岳陵に師事すると日展に初入選します。4年後には特選を受賞し将来を嘱望されますが病気療養のため制作を断念。その後再び制作を始めると画風をガラリと変えて前衛的かつポップな作品を次々に描いて「日本画壇の風雲児」と呼ばれました。1977年、肺癌のため52歳で死去しました。

4.中村 正義の掛け軸作品の代表作一覧

  • 女人(1952)
  • 花(アネモネ)(1962)
  • 二人(1974)
  • 顔(1977)

5.中村 正義の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

中村正義の真作であるかどうかがまず大事なポイントです。若い時期は速水御舟の再来とも言われた中村正義ですからその表現方法は多彩で個性的、そうした特徴や本人のサインが有るかどうかが真作か偽作かの決め手です。しわや染み、やけなどがないかのチェックも大事です。

  • 中村正義の真作なのかどうか
  • 入手ルートは信頼できるか
  • 保存状態が良く出来栄えが良いか
  • 自筆つきの付属品は揃っているか

6.中村 正義の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作不明ではありますが『菊』という掛け軸は30万500円で落札されています。軸の長さはおよそ138.3cm、軸先を含まない幅はおよそ66.2cmです。絵のサイズは高さがおよそ43.2cm、幅がおよそ50.8cmとなっています。軸の裏側にシミがありますが他の状態は総じて良好です。また日本画となりますが 『菩薩』は30万1,000円という高額で落札されていますので、掛け軸も真作で状態の良い作品であれば数十万円以上の査定が見込まれます。      

7.中村 正義の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中村正義は伝統的な美しい画風で日本画の天才と将来を嘱望されていましたが、旧態依然とした画壇への反逆から原色を大胆に使った新しい画法に転換していきました。そんなピカソのように画風を変化させることが出来たのは揺るぎない才能を持っていたという証なのですが、そうした中村正義の作品は人々を惹きつける魅力にあふれていて高額の取引も期待できます。多才な画家である正義の作品をお持ちの方は是非査定をしてみてください。

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