中村 直人(なかむら なおんど)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中村 直人の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中村直人は、彫刻家で名を成し、さらに洋画家としても成功したという極めて特徴的な経歴を持つ芸術家です。異国情緒あふれる女性像など唯一無二の個性を放つ作品は国際的な評価も高く、高額査定の可能性も十分ある作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「中村 直人」についての概要

中村直人(1905年~1981年)は長野県に生まれ、彫刻家として活躍していましたが、1952年にすべての名声を捨てパリに渡りました。留学中は洋画創作に没頭し、1953年のパリ展で好評を博し、国際的な知名度を高めました。帰国後の1970年には二科会に迎えられ、1980年の第65回二科展では『会合』が「内閣総理大臣賞を受賞しています。

3.掛け軸作家「中村 直人」の生い立ちや歴史

中村直人は、1924年第13回日本美術院展に木彫『清韻』が初めて入選し、その後も彫刻作品を続々と発表し、日本美術院賞を受賞するなど華々しく活躍しました。戦争中は従軍画家としても名を馳せ、戦争が終わった後は藤田嗣治に熱心に進められパリ留学を果たし、この地で洋画家、中村直人が新たに誕生しました。1964年、銀座松屋で「中村直人滞仏絵画展」を開催し、大成功を収めます。二科展などで数々の傑作を発表し、75歳で逝去しました。

4.中村 直人の掛け軸作品の代表作一覧

  • 道化役者(1930年)
  • 裸婦(1970年)
  • 巴里の女(1970年)
  • 憩(1972年)
  • 会合(1980年)

5.中村 直人の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

多数の受賞歴を誇り、また、独創の画風を愛するファンも多い中村直人の作品は、贋作が存在する可能性があります。そのため、買取査定には、真作かどうかが重要な要素となります。署名や鑑定書があり真作保証が可能であれば、高い評価額となることも多いです。また、展覧会出展を証明する解説があるか、作品の保存状態は良好かなども査定額アップのポイントです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 中村直人の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
  • 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがないか)
  • 作品の大きさはどうか
  • 展覧会の出展実績があるか(目録や解説などがあればなお良し)
  • 作者本人の署名(落款)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っているか)

6.中村 直人の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

署名や制作年の表記された肉筆の作品は市場ではおおむね好評で、真作保証の有無、作品の大きさ、保存状態などで査定額が大きく変動しています。『戦闘機隊暁の出動』という戦争画の紙本掛け軸は、作品全体が縦137cm、横61.5cm、本紙が縦44.5cm、横48cmで、署名と落款があり真作保証済みで、付属品の軸先、紐を含め作品の保存状態もおおむね良く、40,000円で落札されています。さらに縦87.7cm、横113.3cmの『裸婦横臥の図』という真作保証済みの額装の作品が、作品裏に題名と署名があり、クロス箱、黄袋も残り、額装に少し経年の古さがあったものの全体として良好な状態で、250,000円の高額落札に至りました。

7.中村 直人の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中村直人は、美術の境界線を軽々と飛び越え、他の追随を許さない数々の傑作を創造した希代の芸術家です。作家のサインのある真作の市場価値は、ますます高騰しています。お手元に中村直人作品がある場合は、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

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