中野 正剛(なかの せいごう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中野 正剛の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中野正剛は、大正から昭和時代前期に活躍した政治家です。自身の政治姿勢を貫き、東条英機首相を「戦時宰相論」で痛烈に批判しました。抜群の行動力と強靭な意志力が表現されたとも言える書などを多くのコレクターが収集しており、作品は意外な高値となることもあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「中野 正剛」についての概要

中野正剛は福岡県出身で、号は耕堂と称しました。東京朝日新聞などで記者の経験を積み、政治の世界に進みます。衆議院議員として当選8回、東方会を結成し全体主義運動を展開しました。1943年に東条内閣打倒を図ったとされ、最後には自殺という悲劇的な最期を遂げています。

3.掛け軸作家「中野 正剛」の生い立ちや歴史

中野正剛(1886年~1943年)は1909年に早稲田大学を卒業し、東京朝日新聞などの記者を経た後1920年に代議士となります。革新倶楽部、憲政会、民政党で活躍しますが、1932年に安達謙蔵と民政党を離党し、国民同盟を組織しました。1933年には東方会を結成し総裁となり、南進論を主張します。その後、1940年に大政翼賛会の総務に就きますが同会の方針に失望し翌年に脱会し、東条英機との対立が先鋭化していきました。1943年、倒閣を図った容疑で逮捕されいったん釈放されましたが、割腹自殺しました。享年58歳でした。

4.中野 正剛の掛け軸作品の代表作一覧

  • 明治民権史論(1913年)
  • 國家改造計畫綱領(1933年)

5.中野 正剛の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

その生き様を含め人気の政治家のため、贋作が存在する可能性があります。中野正剛作品の買取査定では、真作であるかどうかがまず重要なポイントです。証明書などで真作の確認ができれば、高額査定の可能性も高まります。また、保存状態や付属品の有無、作品の制作年代など来歴が明確といった条件が整うと、さらなる高値に至ることもあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 中野正剛の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
  • 作者本人の署名(落款)があるか
  • 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがないか)
  • 作品の来歴が明らかがどうか(制作年代、場所などが明確な場合は希少価値がアップし、査定額が高くなります)
  • 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っているか)
  • 表装はされているか

6.中野 正剛の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

肉筆の作品は、真作保証の有無、作品の保存状態、表装や付属品が揃っているかなどで査定額は大きく変動しています。縦136.5cm、横35cmの二行書の掛け軸では、署名、落款があり、本紙に折れが多くあり未表装の状態で10,000円で落札されました。証明書などで真作が保証できる、表装がされている、付属品を含めて保存状態が良好などの条件次第で、高額落札となる可能性も高くなります。

7.中野 正剛の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

信念の政治家として激動の時代を生き切った中野正剛。後世の政治家、竹下登は、早稲田大学での正剛の演説を聴き、政治家となることを決意したと言われています。熱心な愛好家が真筆の市場価値を上げていることもあり、期待を上回る額での落札もありえます。お手元に中野正剛作品がありましたら、一度査定に出されてみることをお勧めします。

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