西 晴雲(にし せいうん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.西 晴雲の作品を売りたいお客様へ

西晴雲は元々彫刻を志していましたが左目を病んだことで断念し、絵画に転向しました。吉嗣拝山に師事し南画を学び、山水や花鳥画を得意とした日本画家です。中国にわたってからは斉白石らなどから学び、上海に移ると上海南画院を作りました。

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2.西 晴雲についての解説

彫刻家を目指していた西晴雲が左目を病み絵画に転向、上京し南画を吉嗣拝山から学びますが、日本の南画界の中で不審を抱いたことから、1914年中国に渡航。のちに上海に渡り、上海南画指院を作るなど南画の発展に力を尽くした日本画家です。上海南画院を創設したころに雅号も中国名の西晴雲としました。帰国してからも大きな後援者を得て、晩年も日本画の制作を続けたとされます。

3.西 晴雲の歴史

西晴雲は1882年に島根県の安濃郡波根西村の農業・穀物販売をしていた家で生まれました。1902年に超置くかになるため奈良に行きますが、ここで左目を病んでしまいます。これによって西晴雲は上京、そこで吉嗣拝山に師事し南画を学びました。南画を学ぶ中で業界に対し不審を抱くようになり1914年中国に渡り北京で斉白石に師事、ここで王源翁から書も学びました。1930年に上海南画院を創設し西晴雲と号を改め、1937年には日本に一時帰国し個展なども開催しています。なくなるまで後援者からの力強い援助を受け制作を継続した日本画家です。

4.西 晴雲の代表作

  • 『牧丹花』
  • 『廬山霄峰』

5.西 晴雲の作品の買取査定ポイント

西晴雲の作品は山水、花鳥画などにたけているとされているため、シミや汚れ、また、長くしまっておいたことによるカビなど、作品の状態が悪いと査定に響きます。買取に出すかどうか迷っている方は湿度や気温に気を配って保存するようにしましょう。箱や鑑定書など付属品があるようなら一緒に査定に出します。査定に出すときには日本画の査定経験が多い専門店のほうが安心です。

代表的な査定ポイント
  • 付属品がある(箱・鑑定書など)
  • 状態がいい(シミ・汚れ・カビがない)
  • 作者の得意とする画風の作品
  • 真作である

6.西 晴雲の作品の取引相場価格

西晴雲の掛け軸です。山水図で紫檀軸先の真作で箱などはついていませんが、古い作品の中では状態がいいといえます。表層は西晴雲に関しては経年している感じが見られますが、西晴雲の山水画の美しさを損ねるような傷やシミなど見られない、状態が良好といえる作品です。絵画部分のサイズは縦幅133㎝、横幅34㎝、軸は長径55㎝です。西晴雲の買取取引相場価格は5,750円から50,000円です。全体に少し劣化による色の変化が見られますが、西晴雲好きなら納得できる山水の掛け軸でしょう。

7.西 晴雲の作品の買取についてのまとめ

古い作品となるため経年劣化は避けられませんが、西晴雲らしい美しい墨の線や特徴的な花鳥画作品であれば買取査定も高くなる可能性があります。シミなどがつかないように早めに査定に出すほうが安心です。買取に出すか迷っている方は保存の仕方に気を付けましょう。