西山 英雄(にしやま ひでお)の作品を高価買取!西山 英雄の査定ポイントを徹底解説!

1.西山 英雄の作品を売りたいお客様へ

西山英雄は伯父西山翠嶂に学び京都市立絵画専門学校在学中「帝展」に入選して以降、特に山岳風景を力強く描く日本画家として活躍されました。古城シリーズなども手がけ晩年は活火山のスケッチから薩摩など発表しています。司馬遼太郎氏の小説への挿絵を手掛けるなど印象的な作品を残されました。

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2.西山 英雄についての解説

京都市立絵画専門学校に在学中から帝展で静物という作品において初入選、港で特選となりその実力を開花させました。山岳画を描くようになったのは師事していた叔父西山英雄亡き後で、青甲社(伯父が主宰していた)の引継ぎを残された塾生からお願いされますが退塾し、自由な作風で山岳風景など自然の風景を描きました。山岳風景をより力強く描く西山英雄の作品は構想力に際立ち、大胆でおおらかな作品と評価されています。

3.西山 英雄の歴史

京都市で袋物問屋の長男として生まれ14歳で叔父の西山翠嶂に師事、叔父が主催する青甲社で日本画を学びます。京都市立絵画専門学校へ入学し在学中であった1931年に帝展に出品した「静物」が入選、さらに1934年には「港」で特選を受賞。頭角を現し卒業後、風景画を描くようになります。日展では比良薄雪が特選を受章、桜島、岩などの作品の後に発表した1958年の裏磐梯で文部大臣賞を受賞、壮大な構想力で描く山岳画家として広く知られています。晩年は大学において後輩たちの指導に当たり、その技術を後世に伝えました。

4.西山 英雄の代表作

  • 裏磐梯(1958年)
  • 姫路城内のあづまや
  • 円月島望遠

5.西山 英雄の作品の買取査定ポイント

西山英雄は山岳画の第一人者と言われる日本画家です。風景画や山岳画など高額査定につながる可能性があります。出来栄えがよく保存状態が良ければより高い値が付くと予想されます。保管場所が悪いとしみがついたりカビがつくこともあります。保管場所に気を使い、買取に出す予定のものはなるべく早く出すようにしましょう。鑑定書や極書があればともに査定に出すこともポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 状態がいい(汚れ・シミがない)
  • 大きく出来栄えがいい
  • 鑑定書・極書がついている
  • 付属品もともに出す

6.西山 英雄の作品の取引相場価格

西山英雄の阿蘇高岳えの道、おおむね良好状態の日本画です。山岳画の第一人者と呼ばれる西山英雄らしい大胆で堂々とした構成とタッチが特徴的な作品となっています。紙本岩彩で作品サイズは約50cm×70cm、額サイズは約60cm×92cmです。額・箱・黄袋・共シール付きです。少し傷みがありますがそれほど目立つものではなく作品本体にも目立った汚れはありません。日本画の中でも美品と言っていいでしょう。取引相場価格は10,000円から280,000円となっています。

7.西山 英雄の作品の買取についてのまとめ

西山英雄の日本画は山岳画が好きな人にとって非常に魅力的な作品です。いい状態のものであれば高値が付くこともありますが、傷やシミなどが多くなるとやはり査定に響きます。いい状態で買取に出せるように、早めに日本画など専門に扱う買取店に持っていくほうがいいでしょう。