尾形 月耕(おがた げっこう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.尾形 月耕の作品を売りたいお客様へ

尾形月耕は明治から大正にかけて活躍した浮世絵師です。その作品は今でも、価値のあるものとして出回っていますのでもしかしたら家にあるかもしれないという方はこの記事を参考になさってください。緒方月耕やその作品についての知識を深めましょう。

このページの目次

2.尾形 月耕についての解説

尾形月耕は江戸の京橋で裕福な地主の子供として生まれました。17歳で父を失ったことで家は没落しますが、父のすすめで独学で絵を学んでいたことで絵が得意でした。提灯やの傍ら、絵ビラを描きながら錦絵を学び、「征韓論」という三枚続の時事物錦絵を自費出版して錦絵の技術を磨いていったのです。明治になると尾形月耕の名で挿絵などを描くようになり絵画の道に進むようになり、数々の作品が世に知られるようになりました。

3.尾形 月耕の歴史

尾形月耕は繊細な線や力強い線を巧みに使い分けて見ごたえ抜群の作品を描きます。この時代、女性のしなやかな美しさを描く画家が多いのですが、月耕は男性を力強く描くことでもよく知られています。絵本の挿絵などにある男性は現代感覚で見ても強くて素敵な雰囲気です。因みに、月耕は一家で画家ということでその才能は子供や孫に受け継がれています。息子も娘も日本画家で尾形月山と尾形玉耕、孫は画家の尾形礼正です。弟子も有名になった人が多く、小川耕一など数多くの画家を輩出しています。

4.尾形 月耕の代表作

  • 「延遼館天覧相撲横綱之図」 大判3枚続(明治17年)
  • 江戸山王図(明治26年)
  • 演劇見物(明治27年)

5.尾形 月耕の作品の買取査定ポイント

まずは尾形月耕の落款があるかどうかで本人の作品であるかどうか確認をします。そして、シミや汚れがどの程度のものであるかチェックしないといけません。年月がたっているのである程度は仕方ないとみなされます。また、付属品の箱などがあると査定額は上がりますので査定の際は付属品を探しておくとよいでしょう。また、そういった付属物がきれいな状態であることも大事です。

代表的な査定ポイント
  • 落款が作者本人のものであるかどうか
  • ヤケの状態がひどいかどうか
  • 破損部分があるかどうか

6.尾形 月耕の作品の取引相場価格

尾形月耕の作品の取引相場価格は、「尾形月耕 水墨布袋 絹本菊池容斎 私淑」がネットオークションで5.250円で取引されておりました。また、「鷺と烏 紙本 双幅」のサイズ123×30センチの作品は5.750円で取引されどの商品も比較的近い金額で取引されておりますが、珍しいものだとより高値で取引される可能性もあります。

7.尾形 月耕の作品の買取についてのまとめ

尾形月耕は、明治から大正にかけて活躍した画家であり、繊細な線と力強い線を使い分けた作品に定評のある人物です。作品自体は、数多く出回っていますが、状態や年代、作品によっては高値で取引されておりますので、ご自宅にお持ちの方は一度査定してみることをお勧めします。