大鳥 圭介(おおとり けいすけ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.大鳥 圭介の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

大鳥圭介は日本の西洋軍学者、幕臣、軍人、官僚、外交官です。縄武館や陸軍所での印刷に供するためオランダ伝来の技術書を参照して、明朝風楷書体活字を鋳造しました。その活字は大鳥活字と呼ばれ、この実績から現代まで大鳥圭介の名は知られています。

このページの目次

2.掛け軸作家「大鳥 圭介」についての概要

1857年大鳥圭介は縄武館(江川塾)に兵学教授として招かれる傍ら、中浜万次郎に英語を学びました。洋学全般の深い知識が認められ蕃書調所へ教授として出仕し、翌年には『砲科新編』を翻訳出版しました。また、大鳥圭介は日本で初の合金製活版を作ったことでも知られ、この活字は彼の名に由来し「大鳥活字」と呼ばれました。大鳥圭介はこの後も大鳥活字を使って多数の本を出版しました。

3.掛け軸作家「大鳥 圭介」の生い立ちや歴史

大鳥圭介(1833年〜1911年)は播磨国赤穂郡の医師であった小林直輔の子として生まれました。閑谷学校で5年間、漢学、儒学、漢方医学を学び、帰郷し蘭方医の中島意庵の助手を2年間務めました。その後上坂して緒方洪庵の適塾で蘭学と西洋医学を学び、さらに江戸へ出て蘭学の翻訳を手伝いました。

4.大鳥 圭介の掛け軸作品の代表作一覧

  • 築城典刑(1864年)
  • 野戦要務(1865年)
  • 砲科新論(1861年)
  • 流落日記(1869年)

5.大鳥 圭介の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

大鳥圭介が生み出した大鳥活字の鋳造には亜鉛と錫が用いられていましたが、その活字は戊辰戦争の時に行方不明となり、現在では僅かに印刷された本が残るのみとなっています。歴史的、また市場価値が高いため、大鳥圭介の作品売却においては真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などがあれば、高額査定になる可能性が高いでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)

6.大鳥 圭介の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国内のネットオークションで、大鳥圭介の掛け軸『初夏山居詩』が6万8千円で落札されました。この作品は130cmx40.2cm、紙本肉筆という条件で出品されたものでした。経年の汚れ、傷みがあったものの、真作が保証された作品であったことからスムーズな取引が成立しました。

7.大鳥 圭介の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

大鳥圭介は人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが高額査定の重要な鍵になります。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。大鳥圭介の作品の売却をお考えでしたら、一度ご相談ください。

その他の掛け軸について