沢 宏靱（さわ こうじん）の掛け軸買取を実施中！【SATEeee掛け軸買取】へ

1.　沢 宏靱の作品を売りたいお客様へ

沢宏靱は西山翠嶂に師事した日本画家です。政府主催の官展のあり方に疑問を抱き自ら創造美術協会を結成します。このように反骨精神を持った画家ですが、詩情をたたえ情緒的な風景画を得意とする作風が知られています。つまり、その人間味が溢れ出るような作品が特徴となります。

2.　沢 宏靱についての解説

沢宏靱は洋品雑貨商の家庭に生まれましたが、京都画壇の大家である西山翠嶂の内弟子となります。昭和6年に念願の帝展初入選を果たしそれ以降帝展の常連として入選を続けていきます。風景画を得意とし主なモチーフとしては岸壁が岩礁。後に海原を描くようになり晩年は故郷である伊吹山の風景を描きました。私生活では秋野不矩と結婚し6人の子供を授かりましたがその後離婚となります。

3.　沢 宏靱の歴史

沢宏靱は1905年に滋賀県坂田郡長浜町に生まれます。父は洋品雑貨商で本名は日露支。大正9年に西山翠嶂の内弟子となった沢は東京での美術展入選を果たすべく上京しますが落選となります。その後京都へ戻り後に妻となる秋野不矩と出会うのです。昭和6年に遂に帝展初入選。それ以降4回連続で入選となり秋野不矩と結婚。「創造美術」結成後も積極的に作品を世に出し続けました。昭和32年に秋野不矩と離婚。昭和57年に死去となります。

4.　沢 宏靱の代表作

• 花菖蒲
• 蕨

5.　沢 宏靱の作品の買取査定ポイント

沢宏靱の掛け軸はその描かれた年代によってモチーフが変わってきます。草花であったり岸壁、海原、山の風景など沢の人生の変遷がそのまま作品に映し出されています。作品と沢の人生を照らし合わせて見ることで作品の奥深さを感じることができます。買取査定ではこういった点も値に大きく影響しますので知識として知っておく必要があるでしょう。

代表的な査定ポイント

• 真作であること
• 作品のバックボーンにドラマがあること
• 付属品も含めた保存状態の良し悪し

6.　沢 宏靱の作品の取引相場価格

沢宏靱の作品は昭和に描かれたものが多く、保管状態にもよりますが比較的状態の良いものが多くあります。小さな色紙であれば2000円程度から取引されています。掛け軸であれば3万円から10万円の間でのものが多いようです。これも作品のコンディションや付属品の有無で値にはばらつきがあります。ただ全体的に高い値で取引されていますし、多少キズや汚れがあっても査定依頼することで思わぬ高値が付くこともあります。どちらにせよ人気作家ですので安定した値が期待されます。

7.　沢 宏靱の作品の買取についてのまとめ

沢宏靱の作品に対してのスタンスは常に反骨精神がありました。ただそれを露骨に描くのではなく情緒的にな作風へ昇華させることで作品により深い意味が与えられるのです。沢の生き方に感銘を受ける人は多くそれを感じ取れる作品が特に人気となっています。