白鳥 映雪(しらとり えいせつ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説

1.白鳥 映雪の作品を売りたいお客様へ

白鳥映雪は、昭和から平成時代に活躍した日本画家です。美人画で一世を風靡した伊東深水に師事し、崇高な女性の美しさを探求する画風で、繊細な描写で気品あふれる秀作を数多く生み出しました。日本画壇の最高峰と評された画家です。

このページの目次

2.白鳥 映雪についての解説

白鳥映雪は、生後間もなく母親を亡くし、幼少時に伊東深水の美人画を見て感動したのが画家を志すきっかけでした。深水の描く女性像の中に、亡き母を見たのかもしれません。日本画家としてデビュー後、数々の名作を世に送り出し、現代日本画第一人者となりました。晩年は日本人の奥深い内面世界を、伝統芸能「能」の中に見出そうと「能」をモチーフにした作品を描いています。90歳で脳梗塞により右手が不随になりますが、左手で絵筆をとり描き続けました。

3.白鳥 映雪の歴史

白鳥映雪は、明治45年長野県に生まれました。本名は九寿男。昭和7年伊東深水の門下に入ります。昭和18年(1943)新文展入選。戦後は日展で活躍し、特選・入選を重ねます。昭和25年伊東深水らと「日月社」を結成。その後も数々の名誉ある賞を受賞し、平成9年日本芸術院会員となります。平成10年日展顧問に就任します。平成15年には日本美術界への多大な功績が認められ、勲三等瑞宝章を受賞します。平成19年95歳で死去しました。

4.白鳥 映雪の代表作

  • 『寂照』(1986)
  • 『羽衣』(1998)
  • 『幻影』(2002)
  • 『桔梗』(2005)

5.白鳥 映雪の作品の買取査定ポイント

白鳥映雪は、伊東深水より美人画を継承し、格調高い独自の美人画を確立しました。その作品は首相官邸や衆議院議長公邸に飾られるなど高い評価を受けています。それゆえに、真に本人の作品である(真作)かどうかが大変重要な買取査定ポイントとなります。作品の状態が良好であり大判サイズであれば、さらに高額な価格となる場合があります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 日本画のサイズ
  • 作品の状態(染み、汚れ、破れがない)
  • 付属品(箱、額縁等)の有無

6.白鳥 映雪の作品の取引相場価格

白鳥映雪の作品は、画集画が20.000~30.000円前後で取引されています。リトグラフが85.000円前後で取引されており、日本画は真作で20.000円~80.000円で取引されています。作品のサイズは6号~20号でした。20号のサイズで良質な作品が1.200.000円で売り出されていました。テレビ東京系列の「開運!なんでも鑑定団」では1.000.000円の評価となっており、年々評価が高くなってきていますので、作品の状態、サイズ、希少性によっては先に紹介した金額をさらに上回る可能性があります。

7.白鳥 映雪の作品の買取についてのまとめ

白鳥映雪は、日本画壇の最高峰と評されている人物です。格調ある美人画、そして失われた日本人の奥深い内面を「能」のなかに見出そうとした作品など、探求心を怠ることなく最後まで描き続け、評価はさらに高まっています。ゆえに良質な作品が市場に出れば、高額で取引される可能性があるでしょう。