曾我 二直庵(そが にちょくあん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 曾我 二直庵の作品を売りたいお客様へ

曾我二直庵は、江戸時代前期に活躍した絵師で、その父直庵は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した桃山時代を代表する画人絵師として知られています。同様に曾我二直庵は、江戸時代前期を代表する絵師として知られています。

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2. 曾我 二直庵についての解説

曾我二直庵は、父直庵の2代目を表すように、署名に「直庵二」印に「二直庵」を使用しているのがその特徴です。親子ともに現存する絵画は、堺を中心に高野山やその南部にかけて残されていることから、現在の大阪を拠点に活躍していたと推測されています。残念ながら、二直庵の生没年は不詳ですが、作品の残された年代から推測すると、少なくとも寛永から明暦年間、1624年から1658年の間に活躍した絵師だという事が分かっています。

3. 曾我 二直庵の歴史

曾我二直庵の生年は不詳ですが、現存する越前国曾我之家系図や扶桑名画工譜、皇朝名画拾遺・画乗要略などによって、直庵の実子ではないか推測する事ができます。また、父直庵からの印章も受け継ぎ、直庵の得意であった鷹の絵も多く残されており、画系継承は確実視されています。ただ、画風としては、父が得意であった鷹の絵などには動感や豪放な気分は少なく、水墨基調の作品のほかにも金碧画も手がけ、花鳥画や山水人物画など、描写は写実を離れ、整合化の方向性が強く、しっとりとした情緒的で幻想的な静けさがみられる作品が多いとされています。

4. 曾我 二直庵の代表作

  • 柏鷹芦鷺図(重要文化財)
  • 秋冬山水図
  • 鷹図(1656年)
  • 花鳥図屏風

5. 曾我 二直庵の作品の買取査定ポイント

曾我二直庵の活躍した時代は、今からおよそ400年前ということもあって、現存する作品はすべてが希少価値があります。父直庵の作品と同様に海外でも人気があり、ボストン美術館には六曲一双の紙本墨画、鷙鳥図を所有しており、アメリカのネアポリス美術館やメトロポリタン美術館にも所蔵されています。したがって、時代によるダメージはさほど重要視されません。

代表的な査定ポイント
  • 絵画作家の歴史
  • 作者の知名度や代表作
  • 入手経緯やルート
  • 真作であること

6. 曾我 二直庵の作品の取引相場価格

曾我二直庵の現存する作品の多くは、襖絵や屏風・壁画などの大物が多く、掛け軸などの小物はあまり多くは残されていません。以前、曽我二直菴の六曲一双屏風が発見された際には、鑑定額400万円という値が付けられました。この六曲一双屏風は、押絵貼により鷹狩りに使われる鷹が一扇に一羽ずつ描かれている架鷹図で、合計12羽の鷹が描かれていました。保存状態が良ければ、1000万円の値がついたといわれます。

7. 曾我 二直庵の作品の買取についてのまとめ

時代ある作家の場合、新たに作品が見つかった際に問題となることが多いのが作品の保存状態です。また、掛け軸があまり世の中に出ていない為、まだ日の目を見ていない作品が蔵などに眠っている可能性があります。