即 中斎(そく ちゅうさい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.即 中斎の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

「現代茶道の祖」と呼ばれる即中斎は、現代茶道を築き上げた表千家十三代目の無盡宗左です。即中斎は同門会を設立し、表千家不審菴の財団を法人化したという功績があります。また、茶道を海外に展開した第一人者でもあり、戦中には京城、戦後にはハワイやアメリカに展開していったのも即中斎であったといわれています。代表的な作品は無いものの、即中斎の作品には、茶道具、掛け軸ともに花押しや銘が入っているのが特徴です。即中斎の好み物は数多く現存しており、清潔感の感じられる見事なものが多く残されています。また、好み以外の掛け軸なども現存しています。

このページの目次

2.掛け軸作家「即 中斎」についての概要

十二世惺斎・敬翁宗左の次男であり、幼名は覚二郎。明治に生まれて、大正、昭和と3つの時代を生き抜いた人物です。苦しい戦中、困窮の戦後でも茶の心を忘れることなく、精力的に活動した茶人です。日本中の社寺仏閣で献茶を催し、厳しい時代の中でも茶を広めることに徹しました。古流のスタイルを貫く厳格な人物でしたが、即中斎が立てた茶は、そういった事を周囲に感じさせることのない柔らかなものであったそうです。

3.掛け軸作家「即 中斎」の生い立ちや歴史

即中斎は1901年に京都に生まれました。慶大文学部及び京大史学部選科を卒業し、昭和24年には表千家不審菴の財団法人化という功績を残しました。同門会は戦中である昭和17年に設立し、全国化の末、社団法人化したのは昭和50年のことでした。表千家不審菴を財団法人化したことに、当時は苦しみなどがあったと考えられますが、結果的には滞ることなく茶道を広められることとなり、財団法人化したことは、即中斎の優れた決断でした。戦中戦後も古流の茶道を貫き、国内のみならず国外へも茶を広めていきました。即中斎が亡くなったのは昭和54年、77歳のときでした。

4.即 中斎の掛け軸作品の代表作一覧

茶碗・茶杓
掛け軸

5.即 中斎の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

取引の査定ポイントは、真作であるのかどうか、保存状態が良好であるかなどの基本的なことです。加えて、高額査定となるポイントとしては共箱に即中斎の書があること。書があるものであれば、さらに高値がつく可能性が高いです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 即 中斎の真作であるのか
  • 良好な保存状態をキープしているか(欠け・汚れがない)
  • 出来栄えが良い
  • 箱の有無

6.即 中斎の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

即中斎の作品はかなり高額で取引されており、オークションなどでも高値で出品され、入札も多いようです。相場は物によって異なりますが、「初雪」と書かれたシンプルな掛け軸でも40万円程度、「青松多寿色」と書かれた共箱つきの掛け軸がヤフーオークションで、481,000円で落札されています。茶杓では約50万円の高額査定がされる場合もあります。

7.即 中斎の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

即中斎は表千家のなかでも素晴らしい功績を残した茶人で、現代茶道に触れる人であれば、即中斎の好み物は憧れの茶道具です。茶碗や茶杓はもちろん、真作の自筆一行書の掛け軸では40万円ほどの高値がつくこともあるので、お持ちの方はぜひご相談ください。

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