立花 大亀(たちばな だいき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.立花 大亀の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

立花大亀は近現代の禅僧です。臨済宗大徳寺派において宗教法人としての代表役である総務総長をつとめ、名僧として数々の功績を残しました。僧として活動する一方で、茶道にも通じていた彼は芸術方面でも幅広い活躍を見せました。とくに彼が箱書きした掛け軸作品の値段には目を見張るものがあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「立花 大亀」についての概要

大正から平成まで約80年間の長きにわたって仏道を歩んだ立花大亀。京都大徳寺内の如意庵を復興させるなど僧の役目を果たす一方で、芸術家としても茶道具作成を筆頭に多彩な才能を世に知らしめました。独自の筆遣いから生みだされる書には根強いファンがおり、人気作家からは箱書きをよく依頼されたといいます。

3.掛け軸作家「立花 大亀」の生い立ちや歴史

立花大亀は1899年に大阪で生まれ、幼い時分から仏門に強い関心をいだいていました。1921年に出家、修行を重ねて禅を突き詰めていきます。僧としての経歴は輝かしく、大徳寺派総務総長を2期つとめ、1973年には如意庵を再興させました。また松下幸之助といった政財界の大物とも広く交友を持ち、禅の視点から現代日本の在り方について論じる文化人としての側面も持っていました。禅僧としては如意庵再興後に隠居し、2005年に遷化。105年の生涯を終えました。

4.立花 大亀の掛け軸作品の代表作一覧

立花大亀は禅僧でありながら、その達筆な作風で書作品の人気が高い掛け軸作家でもあります。共箱の有無や保存状態の良し悪しも大事ですが、やはり重要なのは真作か否か。彼の落款や印章そのものにファンがついているともいわれているため、それらが確認できれば査定額も大きく変わるでしょう。また、他人の作品でも立花大亀の箱書きが付随されると価格が上がる場合もあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 現在の保存状態はどうか(よくない場合は高温多湿と直射日光を避けて保管すべき)
  • 真作ならば保証する鑑定書または証明書の現存が望ましい
  • 真贋判定に役立つ共箱や共布といった付属品はあるか
  • 立花大亀本人の署名がなされているか(本紙に落款や為書があるか)
  • 掛け軸自体の素材の良し悪し(いい作品にはいい表装を施す傾向にある)

5.立花 大亀の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

立花大亀本人の書作品ですと、「真作保証、本紙に薄いシミ数か所あり、共箱あり」と解説つきの全体121.8cm×53.0cm、本紙50.4cm×33.1cmとする『自筆横物 寿山万丈高』が100,100円で落札された実績があります。入札件数も110件と立花大亀の人気の高さをうかがわせます。本人の作品ではなく、箱書きした作品ならば『達磨画賛』(全体113.5cm×28.5cm、本紙不明)が「紙本、本象牙軸、肉筆保証、金襴三段表装風帯付き、ウブ幅、入江石亭と立花大亀の箱書きあり(二重箱入り)本紙に少し時代等あり、幅自体しっかりしています。※古筆の極札あり」ときわめて良好な状態で市場に出回り、635,000円で売買が成立しました。

6.立花 大亀の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

立花大亀といえば茶道具、という声もあります。しかし取引実績からも分かるように、掛け軸で高値を呼ぶことも珍しくありません。立花大亀本人の作品のみならず、氏の箱書きが付随した掛け軸でもじゅうぶんな価値があると思われます。立花大亀の逸話をもつ掛け軸をお持ちでしたら、是非査定に出されてはいかがでしょうか。

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