高橋 草坪(たかはし そうへい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 高橋 草坪の作品を売りたいお客様へ

江戸時代後期の、高名な南画家で田能村竹田の高弟として知られる高橋草坪は、幕末の文人画家でもありました。その才は、竹田門下の夭折の鬼才とされていますが、才能に恵まれながらも若くして早世した人物です。

このページの目次

2. 高橋 草坪についての解説

高橋草坪は、幼い頃より絵を好み、地元の画家であった長谷部柳園に手ほどきを受けました。田能村竹田の才に憧れ、竹田門下となると師に伴って日本各地を巡遊します。著名な文人たちとも親交が深く、画を研鑽した高橋草坪は、その天賦の才を田能村竹田に認められた人物と言われています。実際に、竹田荘師友画録の中にもその名がみられ、画作において優品は草坪に及ばないと云わしめ、書簡のやりとりも度々行われていたことから、かなりの才能があったことがうかがいしれます。

3. 高橋 草坪の歴史

現在の大分県杵築市である豊後杵築城下富坂町の商家、槇屋の次男として生まれた高橋草坪は幼いころより絵に親しみ、地元の画家であった長谷部柳園に手ほどきを受けました。終生の師となる田能村竹田に出会ったのは、この地を竹田が訪れた際に、迷わず門弟となったことに始まります。依頼竹田に寄り添うように、全国を行脚し画を研さんしていった高橋草坪は、山水図は明清風の巧みな構図で、卓越した精緻な筆致は竹田をもうならせた程です。残念ながら、あまりにも若い32歳で早世しますが、その技量は武田門下の夭折の鬼才とも称されています。

4. 高橋 草坪の代表作

  • 山水妙清図(1823年)
  • 耶馬渓図巻(1830年)
  • 渓上探梅図(1831年)
  • 若竹蜻蛉図(1831年)
  • 白梅図 (1832年)

5. 高橋 草坪の作品の買取査定ポイント

高橋草坪の画力は、その師田能村竹田をもうならせるもので、現在残されている作品の多くは緻密な筆遣いで、かなりの技量があったことがわかります。買い取り設定ポイントとしては、その真贋の見極めが重要となってきますが、数が少ないだけにそれだけ希少な作品と言えるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 作者の知名度や代表作
  • 共箱・箱書きの有無
  • 入手経緯やルート
  • 真作であること

6. 高橋 草坪の作品の取引相場価格

現存する作品数の少ない高橋草坪ですが、人気の絵画である為、高額な取引きが多いようです。真作とする作品で、題 疏園遊蜂図は桐極め箱付軸先は 軸丈 縦 193㎝×幅 64㎝150の大きさで非常に状態が良く、精密な葉物野菜が描かれた構図です。入札価格は、500,000円ほどの価格で出品されていました。

7. 高橋 草坪の作品の買取についてのまとめ

高橋草坪の作品は少なく、人気絵師ということもあって中には贋作もみられるようです。署名あるいは落款だけで判断すると、後で痛い目にありますのでご注意ください。