田中 案山子(たなか あんざんし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 田中 案山子の作品を売りたいお客様へ

田中案山子は昭和を代表する日本画家です。没後50年たった現代でも田中案山子作品は高め評価を受けるなど、人気が高い作家です。戦後は大手百貨店を中心に制作発表していたので、日本画に関心があまりなかった人の目にも触れやすかったのではないでしょうか。今回は田中 案山子の軌跡を追ってみます。

このページの目次

2. 田中 案山子についての解説

明治39年5月に現在の東京都青梅市に生れました。本名は格男です。大正11年に田中以知庵に師事し本格的日本画家としての活動を始めます。10年以上院展を中心に制作発表をし、何度も入選も繰り返していました。南画の再興にも関わり重鎮の1人として活躍の場を広げます。自分の作品の魅力を広げたいという思いで活躍されていた方になります。

3. 田中 案山子の歴史

1906年明治39年東京生まれ、大正11年以降田中以知庵に師事し、日本画を本格的に学びます。昭和4年に院展に初入選した頃から頭角を表していきます。大正16年に大東南宗院に参加し審査委員も歴任しましたが、25年に新興美術院の再興に尽力し、重鎮になります。そして30年で常任理事を務めており、日本橋三越で初めての個展を開いています。個展は14回ほど開いており多くの人に知られています。そのため作品の認知度も高くなっています。

4. 田中 案山子の代表作

  • 山水図
  • 水邊双禽
  • 竹ニ雀

5. 田中 案山子の作品の買取査定ポイント

田中案山子は南画家としても評価されています。田中以知庵の影響もあるのではないでしょうか。しかしながら最初の10年ほどは、帝展よりで活動していたので、実際に南画家としての活動は昭和16年以降です。こうした精神性の変化なども、作品を通じて味わい知る事ができます。田中 案山子の画風は筆使いの柔らかさや、輪郭が明瞭で素人でもわかりやすい構造です。特に山水を得意としました。人物の表情も豊かです。そして買取査定に出す際に押さえておきたいポイントとしては商品の状態維持になります。

代表的な査定ポイント
  • 商品の色あせ状態
  • 箱の色あせ状態

6. 田中 案山子の作品の取引相場価格

田中案山子の作品は市場でも多く出回っているのですが、その1つ”河畔閑日”は秋景山水図で、田中案山子の得意分野の1です。本紙は絹本、全体サイズは126× 72センチの横型です。多少汚れはありますが、ほぼ美品で36000円の査定額がついています。桐共箱付です。田中案山子は子供雑誌の挿絵も描いていました。昭和40年刊行ですが、他の絵師と合作です。当時の金額で120円でした。200円で評価されています。かなり経年劣化が目立ちます。

7. 田中 案山子の作品の買取についてのまとめ

田中案山子は庶民派作家として、現代でも懐かしむマニアックな人たちから支持されています。柔らか筆使いと淡い彩色は、お部屋に飾っておくだけでお部屋の雰囲気がぐんと柔らかくなります。真作で美品であれば数万円の価値が出ます。査定してもらうだけでも損はありません。