田代 秋鶴(たしろ しゅうかく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.田代 秋鶴の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

田代秋鶴は、明治時代から昭和時代にかけて活躍した書道家で、強靭かつ老成した独自の書風を拓き高い評価を得ています。「古厚蒼勁にして閑雅」と称賛された書跡の愛好家も多く、市場需要の高い作家です。作品は意外な高値となる可能性もあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「田代 秋鶴」についての概要

田代秋鶴は長野県東筑摩郡片丘村の出身で、名は其次、字は信仁といい、秋鶴、五千石道人と号しました。「海鶴流」で書壇を席巻した丹羽海鶴の高弟の一人で、中国の六朝や顔真卿を深く探究し独創の書風法確立しました。また、東京高等師範学校講師、文部省教員検定試験検定委員など要職に就き、日本近代書道の発展に大きな功績を残しました。

3.掛け軸作家「田代 秋鶴」の生い立ちや歴史

田代秋鶴(1883年~1946年)は1899年、16歳の時に教員試験を突破し長野県内の小学校に教師として勤務します。1903年には東京音楽学校師範科を卒業し、東京市誠之小学校で教鞭を取りました。1904年に丹羽海鶴門下に入り、巌谷一六、日下部鳴鶴、比田井天来などにも刺激を受け、自らの書芸を極めるべく修行にまい進し、1907年には二松學舍に入学します。さらに、興亜書道連盟の理事、総務となるなど書壇の隆盛に努めました。しかし秋鶴63歳の年に、自宅に侵入した泥棒を取り押さえようとして腹部を刺され、道半ばで生涯を終えました。

4.田代 秋鶴の掛け軸作品の代表作一覧

  • 法帖研究教育書道要説(1937年)

5.田代 秋鶴の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

田代秋鶴の真筆は市場価値も高く、真贋判定が重要となります。そのため、真作であることが署名や落款、証明書などで証明できるかどうかがポイントです。また、付属品が揃っているか、作品の大きさ、保存状態が良いものかどうかも、査定額上乗せのための重要ポイントです。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者のサイン(落款)があるかどうか
  • 作者本人の作品であるか(証明書や鑑定書があとなお良し)
  • 作品の尺はどうか
  • 保存状態は良好か(傷やシミ、カビなど汚れがないか)
  • 付属品が保管されているか(箱・袋・軸など)
  • 装丁がされているか

6.田代 秋鶴の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

市場では作家肉筆のものであれば一定の評価を得ており、書の手本なども取引されています。扇面書や掛け軸などで真作が確認できれば希少価値は一気に高まります。作品全体が縦197cm、横47cm程度、本紙が縦130cm、横28.5cmの対幅の紙本掛け軸は、日焼け、シミ、折れや表具上部に小さな破れなどある状態でしたが、真作保証済みで木製の軸先もあり33,833円で落札されました。保存状態が良好など条件が整えば、さらなる高値も期待できます。

7.田代 秋鶴の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

究極の古雅という熟練の域に達したとも言える田代秋鶴の真跡は時を経てもますます感慨深く、作品の出品が待望されている作家です。署名や落款などで真作の確認ができれば高額査定の可能性も高まります。お手元に作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

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