徳富 蘆花(とくとみ ろか)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.徳富 蘆花の作品を売りたいお客様へ

実家などで掛け軸が眠っていませんか?そのままに家で眠らせておくのであれば、買取に出してみるのも一考です。今回は小説家としてベストセラーを数多く輩出してきた徳富蘆花について、掛け軸をはじめ詳しく見ていきます。

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2.徳富 蘆花についての解説

徳富蘆花の作品は、宗教に強い影響を受けているといわれています。儒教主義の薫陶を受けつつ、キリスト教主義なども織り込んだ作品をしばしば発表しています。その後社会主義の影響もうけて、彼の作品の中で反映されています。文壇の伝統とは異なるスタイルを貫いたために異端児扱いされましたが、そのおかげで彼の著した作品は独特の光を放っています。

3.徳富 蘆花の歴史

徳富蘆花は1868年に熊本県水俣にあった名家に生まれました。兄が経営していた民友社に入って、そこで発行していた国民新聞に寄稿していました。彼の著した連載物の一つ、不如帰はヒット作になりました。その後兄とは戦争を機に考え方に違いが生じ、民友社を去りました。ただし黒潮という自費出版した作品の巻頭に告別の辞という兄との決別を公開したほどです。晩年になるとパレスチナの巡礼やトルストイ訪問などを通じて、宗教的な色合いがどんどん強まっていきました。

4.徳富 蘆花の代表作

5.徳富 蘆花の作品の買取査定ポイント

徳富蘆花の書いた掛け軸の査定を行うにあたって、保存状態がどうかは重視されます。汚れや傷、色ムラなどがあるとどうしてもマイナス査定になってしまいます。そのほかには付属品が残っているかどうかは重視されます。掛け軸はむき出しで流通することはなく、外箱に入っている場合が多いです。この外箱が残っているかどうかで、査定金額が変わってきます。

代表的な査定ポイント
  • 汚れや傷の有無
  • 色ムラが起きているか
  • 外箱など付属品の有無

6.徳富 蘆花の作品の取引相場価格

徳富蘆花の書については結構文学界においても貴重とされています。プレミアがついているので、ネットオークションでも時として高値で取引される傾向が見られます。例えば1922年、別府のホテルに滞在したことを記した掛け軸があるのですが1366×335mmのサイズのもので30万円の値がついています。こちらの作品、やや傷や汚れがあるとのことで保存状態が良ければ、さらに高値のつく可能性もあります。また天機熟時春爛漫静中有動溪淙淙という短冊も2,000円で取引されています。

7.徳富 蘆花の作品の買取についてのまとめ

徳富蘆花の掛け軸や書はそう多く市場には出回っていません。もしお手持ちであれば、プレミアがついて高値の取引になる可能性が出てきます。自宅に眠っているのであれば、掛け軸鑑定のプロの方に一度査定に出してみるべきです。