土佐 光文(とさ みつぶみ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 土佐 光文の作品を売りたいお客様へ

藤原氏を祖とする土佐派は、室町時代から幕末まで続く日本絵画の主流で、土佐光文はこの土佐派の22代目の当主として知られています。光文は幕末から明治にかけて活躍し、亡くなるまで日本画壇で精力的に活動した人物です。

このページの目次

2. 土佐 光文についての解説

土佐派末期を代表する画家として知られる土佐光文は、宮中画家として土佐派の22代目の当主となりますが、もともとは土佐派分家の2代目土佐光孚の次男として生まれました。安政度御所障壁画制作では、絵師としては画工頭を務めたほどですが、交流も盛んにおこない東山春秋画会に参加していたほか、中島来章・塩川文麟らと如雲社を創設し、明治の京都画壇の架け橋として日本画壇に大きな貢献を果たしました。明治維新後も、日本画の世界で精力的に活動をし続けた人物です。

3. 土佐 光文の歴史

土佐光文は、分家の次男として京都に生まれましたが、宗家の土佐光禄に後継者がいなかった為、嗣子として土佐本家を継ぎ禁裏所預となりました。1828年の時に数え17歳で従六位上・肥後介になったのを皮切りに、着実に出世を重ねていき、55歳で従四位下・備前守に叙されます。幕末から明治にかけての絵師ということもあって、現在でも多くの作品が清涼殿の襖絵として残されています。伝統的な土佐派の大和絵を得意とし、人物画や山水画・花鳥画など素晴らしい作品を残して68歳でこの世を去ることになります。

4. 土佐 光文の代表作

  • 松島図襖(1855年)
  • 若ノ浦図襖 (1855年)
  • 天橋立図襖 (1855年)
  • 竹ニ虎図 (1867年)
  • 花卉図・遊漁図・水草ニ蛍図・水草ニ蟹図 (1867年)

5. 土佐 光文の作品の買取査定ポイント

土佐光文は、幕末から明治にかけて活躍した宮中絵師ということもあり、現在でも京都御所の清涼殿などで光文の作品を閲覧することができます。オークションでも出品されていることがあり、そのほとんどが掛け軸となった作品が多いようです。査定ポイントとしては保存状態の良しあし、特にシミやカビ、しわ・破れ・日焼け・色落ち・虫食いなどが価格を大きく左右します。

代表的な査定ポイント
  • 作者の知名度や代表作
  • 入手経緯やルートがはっきりしていること
  • 真作であること
  • 共箱・箱書きの有無

6. 土佐 光文の作品の取引相場価格

オークションなどで、見かけられる土佐光文の作品は、掛け軸といった作品が主流となっています。新作とされる光文の掛け軸は、題名 柿本人摩呂像 全体の寸法=縦198㎝横 55㎝ 絹本の寸法=108㎝ × 42㎝の大きさで、多少の劣化が認められます。入札価格としては、50,000円が設定されています。

7. 土佐 光文の作品の買取についてのまとめ

オークションに出品される土佐光文の作品としては、絹本の掛け軸や紙本、模写などが出品されているようです。伝統的な大和絵を購入されるなら、比較的お手ごろな価格で手に入れられる土佐光文はおすすめです。