土佐 光茂(とさ みつもち)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 土佐 光茂の作品を売りたいお客様へ

土佐光茂は、室町時代から戦国時代にかけての宮中絵師で、室町時代に隆盛を極めた土佐の派絵師でした。しかし、後を継ぐ土佐光元は織田信長に仕え、永禄12年8月但馬攻めの折、陣中で死去したため土佐宗家は廃絶することになりました。

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2. 土佐 光茂についての解説

土佐光茂は、光信の跡を継ぎ絵所預に補任され、左近将監を経て従五位上、1532年には正五位下・刑部大輔に叙任されています。土佐光茂の画風は、父土佐光信とは異なり人物や風俗の描写が豊かで、色彩も鮮麗で明快でより近世的な明るさに溢れた作品が多いと言われています。さらに、狩野派などの構図法も取り入れ、漢画の力強い描線による造形把握や水墨画作品も手がけるなどし、和漢が混合した様式を作り上げた人物です。

3. 土佐 光茂の歴史

刑部大輔・土佐光信の子として、明応5年に生まれた土佐光茂は、光信が60歳代の時の頃だと資料には記されています。また、狩野元信に娘を嫁がせているのも、まだ幼かった光茂の後見を託す意味だったとも考えられています。1550年5月初めに、足利義晴の寿像を描くために下向し、宮中絵師として本格的に従事する事となりました。物語絵の創作と規範化、継承には光茂の役割は大きかったともいわれ、1569年には織田信長の命により、足利義昭邸の障壁画を描いたとされています。しかし同年、息子光元が戦死すると、絵所領はすべて失われ、失意のもと堺で亡くなったと伝えられています。

4. 土佐 光茂の代表作

  • 長谷寺縁起絵巻 (1523年)
  • 当麻寺縁起絵巻(1531年)
  • 足利義晴像
  • 化物草紙絵巻
  • 車争図屏風(1560年)

5. 土佐 光茂の作品の買取査定ポイント

今から、400年以上も前に活躍した土佐光茂ですが、比較的多くの作品が国内外にわたって所蔵されています。貴重な作品も多く、一般のオークションには、余り出品されるようなことはありませんが、買い取り査定としてはいくつかの基本的なポイントが挙げられます。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態の良しあし
  • 絵画作家の歴史
  • 署名あるいは落款が押されているか
  • 入手経緯やルート
  • 真作であること

6. 土佐 光茂の作品の取引相場価格

土佐光茂の作品については、真作とされているものは、ほとんど美術館や博物館に所蔵されているものばかりです。ほとんどオークションなどにはでもある事はありませんが、模写などは出回る可能性があり、お求めやすい価格で購入できることもあるでしょう。

7. 土佐 光茂の作品の買取についてのまとめ

土佐光茂の作品については、土佐派の大和絵集や文化財団などのアーカイブで確認することができます。現存しない実物の模写なども残されており、フイルム原版やガラス乾板などによって確認することができます。