土佐 光則(とさ みつのり)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 土佐 光則の作品を売りたいお客様へ

土佐光則は、土佐派の中興の祖として知られる土佐光起の父です。先代の光吉の時代から堺に移り活躍する一方で、正月に仙洞御所へしばしば扇絵を献上したが、官位を得るまでには至りませんでした。

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2. 土佐 光則についての解説

土佐光則は、念願であった土佐派の復興を信じ、努力を重ね続けた人物でもあったようです。当時、宮廷絵師として幅を利かせていた狩野派の狩野山楽、山雪・探幽・安信といった絵師に交じり、当麻寺縁起絵巻の制作に参加しています。土佐光則の画風としては、極めて発色の良い絵の具を用いた金地濃彩の小作品が多く、土佐派の伝統を守りながらも、描写の繊細さや色彩の繊細さにおいて巧みであったとされています。

3. 土佐 光則の歴史

土佐光則は、土佐光吉の子供をあるいは、弟子だったとされた人物です。土佐派から分かれた住吉派の祖である住吉如慶は、江戸幕府の御用絵師で、光吉の弟とも門人ともいわれています。土佐光則は、卓越した色彩の繊細さや詳細さに定評のある絵師で、こうした細密描写には当時堺を通じて、南蛮貿易でもたらされたレンズを使用していたためとされています。晩年の52歳頃、息子の土佐光起を伴って京都に戻り、ついにその夢は果たせませんでしたが、図らずもその息子土佐光起の手で、85年という長きに渡った土佐派の復興の念願が叶うことになります。

4. 土佐 光則の代表作

  • 源氏物語画帖
  • 雑画帖
  • 鷹図屏風
  • 鴨夕涼図巻
  • 白描源氏物語画帖

5. 土佐 光則の作品の買取査定ポイント

土佐光則の作品には、屏風絵や絵巻物などがみられますが、画帖といったものも数多く残されています。画帖は、物語形式に描かれた絵本のようなもので、そうした複写本もオークションには見かけられるようです。査定ポイントですが、時代のある絵師ということもあり、保存状態の良しあしが価格にも大きな比重を占めています。

代表的な査定ポイント
  • 共箱・箱書きの有無
  • 入手経緯やルート
  • 付属品あるいは付属部の保存状態
  • 署名あるいは落款が押されているか
  • 保存状態の良しあし

6. 土佐 光則の作品の取引相場価格

土佐光則の実物は、非常に必要な作品が多く、本物はあまり出回っていませんが、模写や複写といったものはいくつかみられます。例えば、模写の作品 土佐光則 大和絵扇 紙本の寸法=26センチ、53センチはタトウ箱入りで、入札価格 40,000円ほどの価格が付けられています。

7. 土佐 光則の作品の買取についてのまとめ

土佐光則の真作が、出回ることはほとんど無いようですが、模写や複製品として発行されているものがいくつかあります。こうしたものは、比較的お手ごろな価格で手に入れられることから、気軽にを求めいただけるでしょう。